2006年10月19日 (木)

共謀罪やら死刑廃止やら教育基本法やら

ここ数日、ブログの事はスイッチオフにして、ひさしぶりに映画見に行ったり、人形や小物を整理したり、タイミング良く友人から嬉しい知らせがあったりして、すっかりリラックスモード。

そういやブログ始める前は、毎日こんなノンビリらくちん生活してたっけ。(遠い目)
吸い込む空気の美味しさや、愛する人達と可愛いものに囲まれたほんわかした生活に満足して、こんな日々がいつまでも続きますように・・・って始めたブログだったんだっけ。

それがいつの間にか、TVを観ては怒り、新聞読んでは眉間にシワを寄せ、片手には焼酎、家族の寝静まったあとコッソリ抜け出してはキーボードを打ち込む「不健康オヤジ」みたいな生活になっていた。

こりゃ初心に返って、「しゅふが しあわせを いじするために ささやかに はつげんする ぶろぐ」に戻らねば(爆)

・・・とか言っちゃって、今日も政治ネタリンク3連発なんですけどね。
(^^;)

●その(1)
あの「共謀罪」が10月24日に強行採決?!との情報が。

情報流通促進計画byヤメ記者弁護士
とむ丸の夢
お玉おばさんでもわかる政治のお話
薫のハムニダ日記
華氏451度

●その(2)
コメント欄で、常連の「かぴらつこ」さんに「知らないキャラがいっぱいだ~」と言われてふと気が付いた。
「死刑廃止問題リレー」の詳しい紹介をしていなかったのだ!
ってことで、あらためてご紹介。
「とりあえず」のLuxemburgさんのところの「麗子お嬢様とばあや」+フランス通の「玲奈お嬢様」が死刑廃止というテーマを引っさげて各ブログを訪問する、というココロミに、ワタクシ無謀にも参加してみたのでした。

1回目 とりあえず
2回目 お玉おばさんでもわかる政治のお話
3回目 とむ丸の夢
4回目 華氏451度
5回目 doll and peace
6回目 薫のハムニダ日記
7回目 村野瀬玲奈
8回目 喜八ログ

最後の喜八さんの所では、村野瀬玲奈お嬢様の渾身の翻訳による、
ロベール・バダンテールの演説」全文を、読む事ができます。

●その(3)
教育基本法についてのエントリーは、
お玉さんのところが面白い!!


ホント、たった数日間ワシが平和ボケかましてる間に、どんどんいろいろな事が起きるもんだ。
とりあえず、リンク先に飛んでくだされプリーズ!!!
それにしても皆スゴイ行動力なのだ。ワシはマイペースに行くしかないのだが。(^^;)

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2006年9月16日 (土)

だめんず・うお~か~ 「愛」と「美しい」の連発にはご用心!!

護憲ブロガーのお玉おばさんや賛同者の皆さんから、「藤原紀香さんへ自民党から出馬しないで」メールをだそう!キャンペーンのTBをいただきました。

早速お玉さんのところ、
TBもコメント欄も充実していて、皆さんのスピーディーな対応には頭が下がります。
賛同しようと、このエントリーを書き始めたのは9月15日ですが、いつのまにか日付が変わっていました。あいかわらずかたつむりのような歩み、と、今回も、またまた苦笑。^^;)


私はTVドラマとCM、そしてバラエティーでの藤原紀香さんの活躍から、「華やかなのに、芯が強くて知的、そして気取らない」キャラクターに好感を持っており、「ほっとけない世界の貧しさキャンペーン」に参加している事からも、「利己的な部分を越えて行動できる人」というイメージを持っていました。


今回、お玉さんのブログを読んで、彼女(紀香さん)がアフガニスタンを訪問して写真集を出している事、井上ひさしさんと対談した事もある「護憲派」だという事などを初めて知り、「大義なきイラク戦争をいまだに肯定」しているうえに、「改憲を公約に掲げて」いる自民党(安倍政権)から立候補するという雑誌等の噂は、にわかに信じられないと私も思いました。そこで彼女のHPに飛んでみると・・・。

Norika’s Diary 9月15日付けに、

「ちなみにある雑誌にまた選挙に出馬?みたいなことを勝手に書かれていましたが、何度もいうように考えたこともありません。私は私の今いる世界でまだまだやりたいこともありますし、やらねばいけないこともあります^^。みさなん、惑わされないでくださいね^^。」

との一文が。呼びかけに応じてファンレターを書いたブロガーたちへ、「安心してくださいね。」と語りかけているように感じました。(^^)マークに彼女の愛を感じるぜ・・・。
う~ん、今回の一件で、ますます応援したくなったかも。「だめんず・うお~か~」も、観なきゃね!!
ドラマでは駄目男にはまりがちな主人公を演じる紀香さん。でも、リアル世界の「駄めんず」には、騙されてほしくない、いや、騙されるわけがないと信じているのだ。(^^)

つうことで、これだけだと寂しいから、アメリカと日本の「駄めんず」ぶりを、コピペしてみました。(T T)
いくらワシに母性があっても、コレだけは許せないや。つうか、母性があるからこそ、「戦争=人殺し=終わりなき憎しみの連鎖」だという構図に怒りをおぼえるのだ。↓

★『イラク戦大義』「うそ」の徹底検証を

 フセイン政権下のイラクは大量破壊兵器を保有している。それがテロ組織に渡ったら、米中枢同時テロの悪夢が再現されかねない。
 イラク戦争に突き進んだブッシュ米政権は、こうした三段論法で開戦の正当性を主張していた。

 ところが存在しないことが判明した大量破壊兵器に続いて、国際テロ組織アルカイダとフセイン政権の関係を否定する報告書を米上院情報特別委員会がまとめた。

 イラク戦争は超大国による「2つのうそ」によって主導されたことになる。情報はどこで間違ったのか、そこに意図的な情報操作があったのか。同じ過ちを繰り返さないためにも、情報がゆがめられた過程を厳密に検証する作業が欠かせない。

 2003年3月の開戦当時、米国内にはイラクとテロ組織とのつながりを信じる空気があった。ブッシュ政権の高官はそうした趣旨の発言を繰り返し、同年2月に国連で演説したパウエル国務長官(当時)は「イラクはアルカイダ指導者のビンラディン容疑者とも接触していた」と述べている。

 大量破壊兵器についても保有情報が流れていた。こうした環境にさらされた国民が「イラクの脅威」に対する恐れを強め、開戦やむなしの心情に傾斜しても不思議ではない。

 しかし、事実は違った。

 上院の報告書は、イラクとテロ組織のつながりを明確に否定する。フセイン元大統領はアルカイダと付き合うなと命令し、武器や軍事訓練に関するビンラディン容疑者の要求を拒絶していたという。パウエル演説とは正反対の内容だ。

 宗教色の薄いフセイン政権は、もともとイスラム急進派とは距離を置いていた。テロ組織との関与説については当初から疑問視する見方があったが、これが米議会によって裏付けられたことになる。

 真相に迫った報告書は、新たな疑念を提起する。誤った情報がなぜ政府に採用されたかという点だ。

 米中央情報局(CIA)などの一次情報に誤りがあったのか。それとも正しい情報が政権中枢に上がる過程で何らかの加工があったのか。大量破壊兵器の情報でも同様の問題点が指摘されている。

 強大な軍事力を持つ国家が、国際法を軽視するばかりでなく、情報を操作して開戦することが繰り返されれば、国際社会は秩序を失ってしまう。「歴史的なうそ」については、もっと踏み込んだ検証が必要だ。
高知新聞社社説 2006年09月10日

この「うそ」のために、いったいどれくらいの人が犠牲になったんだ?!
911をきっかけにした「テロとの戦い」で逆にテロは増え続けているのですが・・・。
とうぜん、謝罪の記者会見を行って、責任取りますよね!!と、思っていたら、甘すぎた!!↓

★「文明守る闘争終わらぬ」 ブッシュ大統領 同時テロ5年演説(一部引用) 

 大統領は「テロとの戦い」について「われわれか過激派のどちらかが勝つまで戦いは終わらない」と宣言。対テロ戦争を「文明を守るための闘争」と位置付け、中東に住む良識派の人々に向けて自由や寛容の精神、個人の尊厳に基づいた国家建設のため立ち上がるよう呼びかけた。

 米国民に対しては「この戦いに勝つためには国家が一丸となり、断固として努力することが求められる」と強調。「互いの違いを乗り越えて歴史が与えた試練に立ち向かわなければならない」と、共和、民主両党に党派を超えた協力態勢を固め直すよう求めた。

 一方、内外から批判の強いイラク戦争については「フセイン政権の脅威は明らかだった。政権崩壊で世界は安全になった」と正当性を強調。「米国の安全は戦いの成果にかかっている」と撤退の考えのないことを強調した。
東京新聞 2006年09月12日 夕刊一面記事

ありゃりゃ~、これじゃあもう引き返せない、国と国とのデスマッチ宣言・・・でもこれゲームじゃありません。
そんな事に我が国が巻き込まれたらタイヘン!!という心配もどこ吹く風のこの発言! ↓

★「日本政府の判断間違いない」 安倍氏、米上院報告書で(一部引用)

 安倍晋三官房長官は11日午前の記者会見で、米上院の報告書がイラクの旧フセイン政権と国際テロ組織アルカイダの結び付きを否定したことに関し「イラクが大量破壊兵器を所有していると考える合理的な理由があり、日米同盟の関係からも(米国の対イラク)戦争を支持した日本政府の判断は当時として間違いがなかった」と強調した。
共同通信社  2006年09月11日

そうですか・・・安倍さんアメリカのポチだとは思っていたけど・・・やはりアメリカのあやまちを正すべくガツンと言ってはくれませんでしたか。ナサケナイですね。
そういえば、今起きている戦争も、過去の戦争も正当化し続ける安倍さんってどうなのよ?と思っていたら、この保坂さんの記事がとてもわかりやすくその危険性について伝えてくれています。 ↓

★「自衛隊海外派遣恒久法と集団的自衛権容認が生み出すもの」

いよいよ、戦争の足音が聞こえてきた。安倍官房長官の独走体制下で、これまでテロ特別措置法やイラク派遣法など、個々の事態に則した派遣法を大急ぎで国会で作り、自衛隊の海外派遣をしてきた日本政府は、「いつでも、どこでも自衛隊海外派遣」が自由に出来るように恒久法を準備し始めた。まずは、この秋の臨時国会でのテロ特措法の付帯決議に盛りこむ方向だという。武器使用基準も大幅に緩和し、全世界的に「テロとの戦い」に出動するという。

 もうひとつは、現憲法下で「集団的自衛権の行使容認」へと解釈を変更するというもの。これまでの内閣法制局見解は、憲法上の制約に照らして、集団的自衛権を持っているものの行使することには慎重だった。これを、憲法9条の解釈変更でOKにしようというのだから凄い。集団的自衛権とは、軍事同盟関係にある国が攻撃を受けた時に、軍事的に加勢に出かけるというもので、アメリカ軍が攻撃を受けた場合に日本の自衛隊も戦闘に赴くというものである。

 客観的には侵略でも、およそどの国も「自衛のため」に戦争を始める。あのイラク戦争も「アメリカを大量破壊兵器でテロ攻撃する準備をしているに違いない」という事実誤認に基づいた先制攻撃の論理で開始された。集団的自衛権の論理を適用すれば、同盟国がまさに攻撃を受けようとして反撃している「自衛の戦争」に自衛隊も参加できるということになる。ベトナム戦争に韓国軍が参加したのは、まさに集団的自衛権の論理であり、自衛隊がベトナム戦争に派兵されなかったのは憲法9条の制約を超えることができなかったからである。

この歴代政府の憲法解釈を180度転換しようというのである。こうした解釈を是とするならば、朝鮮戦争であれ、ベトナム戦争であれ、近くはイラク戦争に至るまで自衛隊は血を流すべきだったということになる。自衛隊の戦力とは自衛のためのものに徹していて、日本は専守防衛に徹しているという国是は全面変更される。毎日の新聞に「今日の戦死者」が掲載される時代になる。

 大きな戦闘や攻撃を受けて多くの自衛隊員の死傷者が出ることがあるかもしれない。されば、「憲法9条などまったく実態にあっていない。現実と乖離した憲法はただちに改正せよ」と煽り立てる声が大きくなるだろう。誰のために、何のために血を流し戦うのか。今のところ、ブッシュ大統領の軽率な超軍事大国のためでしかない。

 もはやイラクは内戦状態になってしまったという声がアメリカ国内からもあがっている。多数の屍の山が、手のつけようもない宗教・宗派衝突の爆発を起こしてしまったのだ。大義もなく、自衛でもなく、憎しみと流血が絶望的に広がる「テロとの戦い」は、イスラム原理主義を膨張させ「テロリスト」を増殖する。

そこに自衛隊を送り込むわけにはいかない。
保坂展人のどこどこ日記 2006年08月31日

うんうん、そうですよね。保坂さんと安倍ちゃん、どっちが日本の事大切に思ってるか、一目瞭然ですね。昔から、「愛してる?」を連発する男は「駄めんず」と相場が決まってるけど、どうもこれ、政治家にも当てはまりそうだ。
「愛」と「美しい」の連発にはご用心!!

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2006年9月 3日 (日)

小出し 続・東京新聞へようこそ

ドラマ「結婚できない男」の阿部ちゃんはステキだけど、金曜日のニュース番組ではステキじゃない方の安倍ちゃんがコレでもかと出まくっていて、ウンザリしてしまった。

報道ステーション。
ワタシは古舘伊知郎大嫌いなので、「どうせゲストをヨイショするような底の浅いインタビューしか出来ないでしょ」と、斜に構えて見てた。

案の定、安倍ちゃんが「自分の国は自分で守れるように・・・」的な発言をしてもなんの突っ込みもしない古舘
すると、安倍ちゃんの左隣にいた佐山展生一橋大大学院教授が、「『守るっ』て言いますけど、要するに人を殺すって事ですよね!」とツッコミ。

「いや、他国に守ってもらっているばかりでは良くない、他国を守ることが出来るようにするのが・・・」というようなことを早口で答える安倍ちゃんに、たたみかけるようにして「守るっていうけど、戦う、つまりは海外に出て行って人殺しをするって事ですよね!」と繰り返し質問。

さらには、「そういう(安倍さんの)方向性は憎しみの連鎖を生み出すだけで非常に危険」「私は反対です。軽い気持ちでやってもらっては困る」と毅然とした態度で釘を刺していた。カッコいい!!
対する安倍ちゃん、ますます早口でカミカミになっていて、面白かった。

この佐山展生って人、有名な「新自由主義者」らしいけど、今回の突っ込みは、在りし日の久米広を思い起こさせるものだった。なのにフル立ちってば、「時間も無いので、この辺で。」って、無難にしめくくってしまって、ガックリ。
次回安倍ちゃんゲストの時も、ゼヒ佐山さん呼んでくれ~。(でも、「佐山が出るならぼくちゃん出たくない~」と、ゴネる気がする。圧力に屈するな!TV朝日!)

つことで、今日の東京新聞の社説コピペ(太字部分はぷら)。(手抜きでスマンです~人形系の更新も公約守れんでごめんなさい・・・。)

政治の基礎は「学習」

新しい日本の政治リーダーには学習する能力と意欲があるのか、国際社会も注目しています。歴史を逆転させないか、日本国民の選択にも世界の眼(め)が光ります。

 国の指導者に不可欠な条件は教養と知性、それらを磨くための学習意欲です。教養と知性こそが状況に柔軟、的確に対応できる下地です。

 政治家に必要な教養の第一は歴史に対する認識です。過ぎ去ったことに学ぶ重要性は、「過去に目を閉ざす者は現在も見えない」というワイツゼッカー元ドイツ大統領の言葉を借りるまでもありません。

 戦前からのリベラリストで、ジャーナリストから政治家に転じた石橋湛山氏が残した文章の一節を紹介します。

■歴史はドラマチックに

 「少なくとも満州事変以来、軍、官、民の指導的地位にあった者は重罪人だ。然(しか)るにそれらの者が依然として政府の要職にあり、あるいは官民の指導者顔で平然としているのは許し難い」

 石橋氏は一九五六年暮れから病に倒れるまでの二カ月余ながら首相も務めました。二男が戦死しているのですが、敗戦二カ月後に早くも靖国神社廃止を主張し、その提言の中にこのように書いたのです。

 戦前戦中のまさに「官の指導者」であり、A級戦犯リストにも載った岸信介氏がその石橋氏の後継首相になったのは歴史の皮肉ですが、終戦記念日に靖国神社に参拝した小泉純一郎首相は石橋氏の心中を察したことなどないでしょう。

 折しも小泉後継の最有力候補は岸氏の孫である、安倍晋三内閣官房長官とされています。歴史はドラマチックに展開します。

 靖国神社には、戦陣に倒れた人だけでなく、戦争を指導し多くの人を戦場に駆り出した人も神として祭られています。東京裁判でA級戦犯として有罪になった人などです。

■求められる知力と努力

 さまざまな問題点が指摘されているとはいえ、日本は東京裁判を受け入れて国際社会に復帰しました。内閣の責任者がA級戦犯の前で手を合わせると、「日本は“戦後体制”を否定するのか」との不信感がアジア諸国に生じかねません。

 「参拝は心の問題」と自分の自由を優先した首相の行動は、首相参拝で痛みを感じる人の心を踏みにじっています。公人の自由の幅は私人のそれより狭く、時には公人が譲るべきなのは民主主義の常識です

 現実に生起する問題はこのように複雑です。ですから、たゆまぬ学習で、もつれた糸をほぐす知力と努力が政治家には求められます。

 加藤紘一元自民党幹事長、山崎拓前自民党副総裁が議論する脇で、小泉現首相は黙って酒を飲み続ける。意見を求められると「おれは決めているから」と言うだけで後は無言-YKKトリオといわれたころ伝えられたエピソードです。

 「信念」と言えば聞こえはいいのですが、これが真実なら“聞く耳持たぬ”姿勢です。多くの情報を積み重ね、多面的に考えることが過ちを避けるための前提条件なのに、学習を放棄してはいけません。

 しかし、問題を単純化して敵をつくって見せ、国民を扇動して自分に引きつけるのが小泉政治の手法でした。「改革を推進する側を選ぶか、妨害する側を選ぶかの選挙だ」「官から民へ」-この五年間、数多くのキャッチコピーが繰り出されましたが、単純化された、分かりやすい表現には必ずうそが交じります。

 扇動が外交に関係するとナショナリズムを高揚させます。「靖国参拝への批判は中韓のいやがることはするなということ」というせりふが典型です。二元論ですまないのは前述した通りなのですが…。

 「批判する方がおかしい」との小泉発言は、大戦を前に中国と和解する道を閉ざした近衛文麿首相の「国民党政府を相手にせず」発言を思い起こさせます。

 参拝を批判した加藤氏の生家への右翼団体員による放火に、小泉流扇動政治の影響はなかったのでしょうか。一部政治家の「ものを言いにくい空気がある」という不安は、事件の背景ではないのでしょうか。

 日中戦争から世界大戦へ突き進んだ昭和初期の雰囲気に似てきた、という昭和史研究家、半藤一利さんの懸念を真剣に受け止めましょう。

 この事件について安倍氏も首相も沈黙していたのは不可解です。首相の意中の人といわれ、参拝容認の安倍氏は、小泉流の政治手法をどう評価しているのでしょうか。国民に披露すべきです。同じく「安倍へ安倍へ」とすり寄る自民党議員の考えも聞きたいものです。

■祖父の遺志継ぐかのように

 政治姿勢における岸氏との距離も問われるべきです。例えば、安倍氏は、改憲を狙って政府に憲法調査会を設けた祖父の遺志を継ぐように、改憲実現を前面に押し出しました。

 日本はなぜ戦争への道を突き進んだのか、現行憲法はどんな役割を果たしているか、安倍氏には、祖父を誇りに思う気持ちを離れて公平、客観的に学んでほしいと思います。

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2006年8月30日 (水)

コーソツ主婦の靖国問題(2) おくればせ遊就館レポート!

8月中旬、靖国神社に参拝してみた。
小泉総理の靖国参拝がなぜ批判されるのか、この目で見ておこうとかねがね思っていたからだ。

平日のためか、8月15日の大イベントを控えてか、境内には軍服のコスプレ人も見当たらず、参拝客もまばら。お賽銭入れて真面目に拝む人数名。白のシャツに黒のスラックスの人たちは「幹部」っぽい雰囲気。いささか迫力不足で特別「荘厳さ」も感じず、そのまま「遊就館」へ。

大きな吹き抜けの無機質な館内。
意外な事に子連れ、外国人、ラフな服装の若者が目に付く。左手には復元されたゼロ戦、エスカレーターを上ると、出迎えてくれたのは馬に乗った「ちょいワル」フェイスの兵隊さんのブロンズ像。
奥へ進むと、
展示室入り口四方に「海ゆかば」の歌詞ほか、戦争関係のうたの垂れ幕と菊のご紋。
古代~戦国時代の鎧兜、弓、刀の展示。それが近代になって金モールの付いた軍服や銃刀類へ。戦争指導者のモノクロ写真の数々。天皇家の肖像画に皇室ご一家の写真パネル。皆保存状態も良く、美しくガラスケースにおさまっている。

ビジュアル的なものを見るのが精一杯なくらい広い館内。古文書の資料は読んでもわからんのでスルー。細長いパネルに延々と書き込まれた年表や、作戦の武勇伝、兵士の残した手紙など、じっくり見ていたのではとても時間が足りなくなりそうなので、映画を先に観る事にした。

映画の上映時間は50分。コイズミも大好きなヨシキとやらの歌声に乗せて、神社の境内が写り、「私たちは忘れない!」のタイトルバック。「フツーの」女の子のインタビュー。
終戦記念日頃になると頻繁に放送される「戦争ものドキュメンタリー」の暗いトーンとはかけ離れた明るい雰囲気の画面


惨たらしい死体やケガ人、焼け野原などの「美しくない」映像は皆無
そのかわりに、自国がどれだけ他国の横暴にあってきたか、それに対し国民がどれだけ勇敢に立ち向かったかを強調
このままでは侵略され植民地にされるしかない日本は、自衛のために戦争をするしかなく、アジアの独立をかけた日本の勇気ある決断に、アジアの人達も拍手喝采
その影で軍部に暗殺されたり、言論弾圧に苦しめられたり、拷問で死んだり、戦地で自決を迫られた人たちのことはオールスルー!
イタリアやドイツなどのファシスト政権と手を組んでいた事もさらりとスルー
満鉄爆破事件までをも「しかたがなかったこと」と弁明
東京裁判では東条英機を「被害者」として美化

複雑な「戦争に至るまでの道のり」を、単純に一面的にとらえ、「とにかく日本は悪くなかった」の一点張り。
しだいに高揚するナレーターの女性の声のテンションはまさに「ピョンヤン放送」もとい「大本営発表」。
この空間では未だ「戦前」の価値観がまかり通っているのか
と、愕然とさせられた。

ふと横を見ると、隣の男性が手でしきりに涙を拭っているではないか

げ、と思い暗い館内を見渡すと、前の方では若い女の人がやはりハンカチを目元に当てている。へぇ~~~っっ???
逆に、お年よりは冷静?で、前の席のおじいさんは、途中で席をたったり、あくびをしたり。正直、こっちのほうがマトモな反応かと思われ。
上映室を早めに出て、後から出てくる人の反応を観察。「今泣いてた?」って感じの、眼球真っ赤な人が数人。いずれも若者だった

ある意味「感動」するのは、当たり前である。
あのビデオは歴史の都合の良い部分だけをつなぎ合わせ、都合の良い解釈をして、感動させるように作られているからだ。それが、何の知識も先入観もない若者の真っ白な心に、うまく入り込むのだと思う。

そして出口には、戦闘機やら戦車やら大砲やら人間魚雷「回天」やらの巨大武器類の展示が、復元も終え「誇らしげに」並ぶ。そして戦火で散っていった「純粋な」英霊のパネル写真
さらにたたみかけるように、お土産売り場では、「のらくろ」グッズや、「つくる会」関係の書籍、小林よしのりなどの本がずらりと並ぶ。

「みんな、感動を、ありがとう!」

「物語よりも素晴らしく美しい真実が、ここにあったんだね。」

「僕達私達、日本人としての誇りを持たなきゃだよね。」

「こんな素晴らしい祖国を守ってくれた英霊達のことを、私たちは忘れない!

そんな気持ちになる「戦争を知らない世代」がいたとしても、おかしくはないと思わされてしまう。
しかしその先に、「私達も歴史の一部になろう!!ヤスクニで会おう!!」という流れがあるならば、危険だと感じざるをえないのだが・・・

(つづく)

ちなみに、このビデオの企画・製作は「日本会議・英霊にこたえる会」。
「日清・日露の大戦から大東亜戦争まで・・・。我が国近代史の戦争の歴史を、当時の貴重な映像で再現し、東京裁判で歪められた歴史の真実に迫るドキュメント映画」なのだそうです。



↓ 「日本会議」とはなんぞや、ってことで、Wikiはすぐにリンクが切れちゃうので、コピペしときました。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本会議 (にっぽんかいぎ)は、日本最大規模の保守主義・民族主義系の政治・言論団体。


愛国主義・反共を基本スタンスとし、伝統的保守主義の立場から提言を行っている。西村慎悟や平沼赳夫、下村博文などの保守系国会議員との結びつきが強い。「全日本愛国者団体会議」などと同じく、各保守系団体同士の連絡機関(労組で言うところの「ナショナルセンター」)の役割も果たしている。一般的には財界系右翼団体と認識されている。

前身は「日本をまもる国民会議」(保守系文化人・旧軍関係者中心。元最高裁判所長官の故石田和外が呼びかけて1978年に出来た「元号法制化国民会議」が改組)と「日本を守る会」(神道仏教系宗教・修養団体中心、神社本庁解脱会国柱会霊友崇教真光モラロジー研究所倫理研究所キリストの幕屋仏所護念会念法真教オイスカ・インターナショナル三五教などがメンバー。カルトと指摘された団体も一部含まれる)。両団体が統合する形で1997平成9年)5月30に発足した。9ブロックに区切られた47都道府県のほぼ全てに支部または類似組織が置かれている。毎月、機関紙『日本の息吹』を発行している。

文化人から政治家財界官僚出身者、宗教家、民族派団体活動家まで各方面の広範・多彩なメンバーを擁し、国益と伝統的価値観に基づき、憲法改定問題、教育基本法改定や道徳教育などの教育問題、靖国神社参拝の推進活動、皇室典範改正や、外国人参政権夫婦別姓人権擁護法案に反対するなどの主張・活動を展開している。

日本会議国会議員懇談会(会長:平沼赳夫)248名の国会議員が属する。

<日本会議の主な役員>
会長:三好達(元最高裁判所長官
副会長:小堀桂一郎東京大学名誉教授
 〃 :石井公一郎(元ブリヂストンサイクル社長・元東京都教育委員)
 〃 :山本卓眞(富士通名誉会長)
 〃 :小田村四郎(元拓殖大学総長・元行政管理事務次官)
 〃 :安西愛子(声楽家・元参議院議員)
事務総長:椛島有三(関連団体日本青年協議会元代表)
理事長:中島精太郎明治神宮権宮司)
日本会議国会議員懇談会会長:平沼赳夫
 〃 会長代行:中川昭一


<関連項目>
憲法改正論議
チャンネル桜
正論
産経新聞
諸君!
SAPIO
日本青年協議会
新しい歴史教科書をつくる会



↓ ついでに「はてな」の方も一部引用(肩書きとかがちと古いね。)

「日本会議」は、日本最大の保守系団体である。「新しい教科書をつくる会」、「北朝鮮拉致家族を救う会」「北朝鮮拉致家族を救うブルーリボンキャンペーン」などの本体である。

 「日本会議」は、
1.憲法改正 
2.教育基本法改正 
3.靖国公式参拝の定着 
4.夫婦別姓法案反対 
5.より良い教科書を子供たちに 
6.日本会議の主張の発信、の6大スローガンを掲げて活動している。

「日本会議国会議員懇談会」の方々
会長麻生太郎総務大臣) 
会長代行:中川昭一(経産大臣) 
副会長:谷垣禎一(財務大臣) 
副幹事長:小池百合子(環境大臣)
副幹事長:安倍晋三(前自民党幹事長)
小野清子(国家公安委員会委員長)
石破茂(前防衛庁長官)

・・・・いや~、そうそうたるメンバーですな。(^^;)

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2006年8月15日 (火)

小出しプロローグ

あ~~~っっ!!
コドモにとっては「夏休み」でも、親にとっては「夏休めず」。
コドモが寝てる時間または他の何かに夢中になってる僅かな時間にあせってパソコンに向かってるものだから、まとまった記事がじぇんじぇん書けないよ~~~(TT)
仕方ないから「小出し」でいきます。

「靖国&遊就館レポート」を公約していたワシなのに、それに関する資料とか意見とか収集してたら、収拾がつかなくなった(爆)いや、でも、絶対エントリするけどね!!・・・って、8月15日にこだわるお前は
コイズミかよ!(←タカアンドトシ風に)

しかし、過去にも「いずれ書かなければ」と思って書きかけて、お蔵入りしてるエントリーが沢山あるのだ。(忘れてないからネ・・・。いつになるかわからないけど、書くからねっ。)
KUMA0504さんとコメント欄で「売買春の是非」についてやりとりした事から発展した「原罪」についての考察、
華氏451さんとの「性差は刷り込みか」というテーマもワシがお茶を濁してしっかりとした結論書いてないし、
スパイラルドラゴンさんの「異常プリオン説は仮説」?についても未理解のままだし、
最近では、「悪はフィクションって?」とPFCさんに問われて、もちろんこれは次のエントリにするつもりだったんだけど、喜八さんのおっしゃる「冷笑主義」を私が理解していないために、「もうちっと待ってくれ~」状態になっている。(喜八さんヒントください~^^;) 
リクエストのあった「トラウマ」シリーズも未完のままだし、「洗脳」についてももうちょっと書きたいことがあるのに~。

そこへきて、歴史認識、宗教、政治、外交と全てがワシのキャパを超えている「靖国問題」をエントリしようってんだから、奥さん無謀すぎ!!(まあ、結局は「自分の言葉で」書くんだろうけどネ。)
前回のエントリでも、布引洋さんから貴重なコメントをいただいて、「靖国とは天皇(国)の為に死んだ怨霊を天皇(国)が慰霊する神社」というのを、私は初めて知ったのでとても興味深く、「怨霊?梅原猛の学説?」とかキーワード検索してみたり・・・。
(布引さん、この説についてはどのあたりの本を読めば私でも理解できますか?教えてください。無知ですいません・・・。^^;)

かと思えば「右」の人の意見も知っとかなきゃなんて、付け焼刃で上坂冬子の「靖国問題」とか「わしズム」とかに目を通したり・・・。(ちなみに私が自分の事を「ワシ」というのは、小林よしのりの影響ではなくて、昔からです。)

なんて事をしているうちにも、NHKスペシャルで連続して素晴らしい特集を組んでいたりして見逃せないわ、戦争モノのドラマなんか見まくっちゃうわ、コイズミは参拝しちゃうわで、ほら、ね、頭ん中、ぐるぐる状態。
眠っていても、夢の中でも「靖国・・・戦争・・・」って、ぐるぐるしちゃって、全然疲れが取れませんがな~~~。

今日の朝のワイドショーで、上坂冬子が「靖国神社の中ではまだ戦争が終わっていないのよ。」と言っていたのが印象的だったけど、ハッキリ言って、「日本の中でもまだ戦争が終わっていないのよ。」って言うのが、私がこの夏知った事である。

つづく

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2006年8月14日 (月)

終戦記念日直前リンク

実は数日前、話題の方々より一足先に「靖国参拝&遊就館めぐり」をしてきました。
その記事をUPしようとこんな時間まで起きてたワケですが、さすがに眠い。

で、終戦記念日を明日に控えて、気になるブログの戦争関係、靖国関係のニュースのリンク集を作りました。
TBいただいたものと、検索して気になったものを、とりあえず貼り付けました。
後でじっくり読みたいつうか、コレほとんど自分のためのページですネ。(^^;)
(自分はラクして、すいませんです。また明日~~。)

↓ まずはクリッククリック!!

●「戦時中の空気」を知るヒントになるかも・・・

お玉おばさんでもわかる政治のお話
NHK特集を見よう!!

BLOG BLUES
NHKスペシャルに刮目せよ

T.N.君の日記
硫黄島玉砕(1)

とむ丸の夢
戦時下の国策遂行コピー

●話題の遊就館関連エントリー!

薫のハムニダ日記 
この映像を見て恥ずかしくなるのは私だけでしょうか?

ネタ切れ人民共和国統合不定期更新日記
靖国神社に韓国議員が戦犯合祀の取り下げ要請に来ました。現場を見てきました。

しんぶん赤旗
これが靖国神社「遊就館」の実態だ

●靖国に対する深い分析。

とほほブログ
天皇と靖国の戦争責任

雑談日記
鎮霊社からみた靖国神社 ひっそり鉄柵の中

ちきゅう座
靖国神社、それは国家の関係からみて軍事施設であった<大川昭一>

東京新聞 特報
富田メモ 根本を問う

●批判ばかりじゃないよ、遊就館に対するソボクな感想

NPO法人ETICスタッフ日記
桜の季節、遊就館へ

青山国際学院千葉校の生徒さんが社会科見学で遊就館に行った時の感想
遊就館の感想

●百聞は一見にしかず・・・かも?

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2006年8月 1日 (火)

緊急 牛肉!!!

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写真はへたり牛・・・・じゃなくて、ずっと前、アメリカかイギリスの「いやげ物」サイトで発見した「いやげ牛」。
あまりの可愛さで、すごく買いたかったんだけど買えなかったシロモノ。だからこれは写真だけ。

で、それとは反対に、消費者の多くはぜんぜん買いたくないのに買わされることになりそうなアメリカ牛。
きっこのブログ」によると、輸入再開を決定した時、小泉さんは「食べたくない人は食べなきゃいいんです」と言ったけれど、加工品に関しては産地表示を義務付けておらず、結果的に消費者は選ぶことができないので、食べたくない人も知らないうちに口にする可能性があるとのこと。小泉内閣にとっては、国民の健康や命なんてどうでもいいんだね、って事を証明するエピソードだね。(笑)

以来、私も牛肉を買うときの産地には常に気をつけているけど、加工食品の表示には「牛肉エキス」とか書かれていても、どこ産の牛肉なのかは明記されていないし、ミートソースの素の挽肉なんかにも明記されていない。

数年前、狂牛病が発覚してアメリカ産牛肉の輸入が禁止された直後のこと、「アメリカ産は売れないから、残った在庫はラベル貼りなおして出しちゃえ。って友達の肉屋さんが言ってた。」と、知り合いから聞かされて唖然とした事がある。その人が、本当にライトな感じで(何の問題意識も無く)言ってたのが、かえって怖かった。

それ以来、私はラベル表示についてもちょい懐疑的になってしまい、「本当に信用できそうな店」でしか、牛肉は買わないことにしている。
で、「きっこの日記」の情報が正しければ、牛丼を食べるなら「すき家」、加工食品を買うなら「S&B食品」、スーパーで牛肉を買うなら「ダイエー」なんだそうだ。私はコレにお気に入りの「モスバーガー」も加えて欲しいと思っている。モスは早くから「オーストラリア産牛肉」にこだわっていたし、ポテトを揚げる油も、マックのようなラードじゃなくて、植物油を使っているからだ。

狂牛病対策については、「すき家好きやブロガー同盟」発起人のluxemburgさんのところも必見!
「すき家」や「ココス」などで有名な「ゼンショーチェーン」の良心的な取り組みにも、頭が下がる。

とにかくあたしゃ、ステーキ、焼肉、牛刺し、ハンバーガー大好きな牛肉食人間なんでねえ、牛肉選びには神経つかいまくりなのだ。
コドモを持ってる親の立場からしても、学校給食でどこ産の牛肉使ってるかは気になる所だし、「食の安全」を国が守ってくれないどころか「危険を承知で輸入再開するけど自己責任でヨロシク」って言われるんじゃ~、ホント「自分と家族の身は自分達で守らなければ」モードに入るしかないよね。

・・・と、諦めモードだった矢先、「戦争のニュースばかりの日常」のコメント欄で、村野瀬さんがアドバイスしてくれた事。
> あきらめるのはまだ早すぎると思います。選挙を通じて、あるいは個々の政治家の事務所に直接、有権者一人一人が郵便や電話やファクスやメールで声を届ければ、それが有権者の意思を政治に反映させる第一歩になると思います。(^^)
> たとえば、アメリカ産のBSE牛肉輸入再開に反対、とご自分の選挙区の議員に言うことから、あなたの意思を政治に反映させることが始まると思うのですが、いかがでしょう。(^^)

私もそのとおりだと思いました。ところで、政府信じている右寄りの人は、アメリカ産牛肉も喜んで食べるのかしら?
この件に関しては、「右」も「左」も無いと思うのだけど、ソボクな疑問。

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2006年7月29日 (土)

パレスチナ問題 (後編)

布引洋さんから、昨日のエントリーにコメントをいただき、私が「まんが パレスチナ問題」を読んだ感想として、後半で書きたかったけどどう説明してよいか思案中だった事を、布引さんが的確に書いてくださいました。(^^)
(以下色字が引用部分)

> 日本の市民に届く中東のニュースは、欧米の「マスコミ」・日本の「マスコミ」という二つの偏光したフィルターを通って来ます。
> 二つのフィルターを通る間に当然大きく変色してしまいます。
> 日本人の知っているパレスチナ情報は、欧米の見方(願望)でしかなく、事実では有りません。

私も(ただでさえ日本人とってわかりにくい問題なのに)マスコミの報道に振り回されている感じを否定できません。数日前、イスラエルがレバノンの国連施設を爆撃してパレスチナ人以外の死者が出たことで、やっと「イスラエルの過剰反応」と言う声も多く聞かれるようになりましたが、それまでの(私が見た限りでの)TV報道では、
「ヒズボラの存在意識はテロのみにある」
「兵士を拉致したヒズボラには、事態を泥沼化に持ち込んで世界を注目させる目論見があるのではないか」
「一方のイスラエルはヒズボラ壊滅を狙っている」

なんて、まるで「テロと拉致しか手段のない犯罪集団 VS 犯罪集団の壊滅を狙うイスラエル」みたいに見えてしまうような論調がまかり通っていて、「自らの存在を誇示するためにイスラエルを挑発したヒズボラが悪い」なんて信じている人が少なからずいるんじゃないかと、心配になってきたものでした。

流される映像も、「ヒズボラからの攻撃」と題して、「泣き叫ぶ金髪の女の子」の映像を流すなど、「ヒズボラ=悪」という刷り込みを感じるものが少なくなかったように思います。実際の死者の数を見てみれば、「イスラエルの攻撃」と題した「泣き叫ぶパレスチナ人の子供」の映像が10倍の多さで流されなければ嘘でしょう?と思ってしまいます。

そんなおり、東京新聞の「特報」で、こんな記事を載せてくれました。(以下引用)

2006.7.25 ガザで取材中 照準はわれわれに
 イスラエルによるレバノン攻撃が拡大する中、イスラエル南部のパレスチナ自治区ガザでもイスラム原理主義組織ハマスなどによるイスラエル軍兵士拉致をきっかけに市民を巻き添えにした攻撃が展開されている。現地で取材中のジャーナリスト大月啓介さん(32)は市街地で銃撃され助手とともに負傷した。普通の人々の中で起きている“戦争”の今をお伝えする。

 今月十六日、私は人口約三万二千人のガザ北部の町ベイトハヌーンで、サマーハという少女の家族を訪ねていた。サマーハは中学一年生の十二歳。二年前にイスラエル軍がこの町へ“侵攻”した際に狙撃兵に頭部を撃たれ、脳を損傷し瀕死(ひんし)の重傷を負った。しかし彼女は驚くべき回復力で今では歩くことも、少し複雑な会話もできるようになっていた。

 私たちは再会をよろこび合ったが、この日、街は再びイスラエル軍の侵攻にさらされていた。上空からは無人攻撃機が、街の中心部では戦車と軍用ブルドーザーが住民ににらみをきかせている。私と助手のパレスチナ人アブハリール(32)は侵攻の状況を取材しようと彼女らの家を後にし、二キロ北東の戦車が展開する地域へ向かった。

 私たちは慎重に身を隠しつつ、三階建ての民家の屋上からイスラエル軍の視界にさらされないよう撮影を始めた。しかし、周囲の状況から判断して、すぐにこれ以上は危険だと感じ、撤退することにした。

■助手に威嚇攻撃自分も腕を負傷

 一階へ下り、玄関外の壁の陰で、どのように身を隠しつつここを離れるかと考えた、その時だった。「パーン」という銃声が響くと同時に、右手にチリリと痛みが走った。とっさに家の中に身を隠したがアブハリールが、「足が! 足が!」と叫んだ。見ると、彼の左足から大量の血が流れている。一体、どこから撃たれたのか。

 「どこか」に身を潜めた狙撃兵がわれわれに照準を合わせているかと思うと背筋が寒くなった。優秀なイスラエル軍のスナイパーがわれわれのような静止していた標的を撃ち損じることはまずない。そしてわれわれが明らかに東洋人のジャーナリストとその助手だということはスコープを通して確認しているはずだ。彼らはジャーナリストへの威嚇としてアブハリールを狙い撃ったのだ。

 私は撃たれた助手のひざを縛り、一刻も早く彼を病院へと運ばなくてはいけなかった。しかし、ベイトハヌーンでは救急車も攻撃の対象になっていた。

 「外国人ジャーナリストが、白旗を掲げて負傷者を運ぶ」という常識的には攻撃の対象とはなり得ない方法でも、ここではあまりにリスクが高すぎる。実際、かつてガザで白旗を掲げていた英BBC放送のイギリス人カメラマンが、狙撃により命を落としている。

 私と居合わせた住民で負傷したアブハリールをかつぎ、身を隠しながら密集した家々を伝い、壁をよじ登り、フェンスをこじあけ、彼を救急車に乗せられる安全な場所までたどりついた。周囲の民家の住人に手を貸すよう求めたが、彼らも狙撃を恐れてか家の外に出ることはなかった。

 ベイトハヌーン内の病院にたどりつき医者の「命に別条はない」という言葉を聞くと、一気に力が抜け、私は自分の腕の痛みと出血に気がついた。小さな傷口に似合わぬ量の出血だった。アブハリールに当たった銃弾の破片によるものだ。

 そこに新たな救急車が到着した。犠牲者を乗せた二つの担架が、狂ったように泣き叫ぶ人々とともに運ばれてきた。体を覆っているシーツが一瞬めくられると、そこには、原形をとどめた「胴体」と呼べるようなものがなかった。われわれが狙われた地域からそう遠くない場所での、戦車の砲弾による犠牲だった。

 “軍事侵攻”を受けるというのはこういうことだ。いつ何時、どこから銃弾が、砲弾が、ミサイルが飛んできて、命を奪われるか分からない。ただ、それが自分の身に降りかからないよう祈るだけであるということを
、これほどまでに思い知ったことはなかった。

 この街は、二年前の大規模な侵攻の際にも多くの犠牲者を出している。その後、昨年八月、ガザからの撤退後、命を狙われないという意味での最低限の「自由」を得たのもつかの間、再びイスラエル軍の戦車の、戦闘機の、スナイパーの標的となっている。

 同じ日、イスラエル軍はこの街でアラブ系テレビ局アルジャジーラのクルーも襲った。危険を察知したスタッフが撮影現場を離れたその直後、イスラエル軍の戦車から、クルーが撮影していた民家が砲撃を受けた。とっさの機転で彼らは九死に一生を得た。

 十七日、同じ街でパレスチナの通信社ラマタンのオフィスがイスラエル軍により占拠され、スタッフとその家族が拘束された。取材車は破壊され、スタッフの家族は人間の盾として使われた。

 メディアはイスラエル軍の対応に危機感を強めている。ラマタンのスタッフはこう語る。「イスラエル軍は一般市民の犠牲を隠すためメディアに対して攻撃を仕掛けている。ゲームのルールが変わったのだ。新しいルールの下で、何が起こるかはわれわれには予想できない」

■「安全な暮らし子供たちに…」

 十八日、イスラエル軍が街から後退すると、サマーハの家族を再び訪ねた。戦車も兵士も見えないが、時折、迫撃砲と無人攻撃機からのミサイルが撃ち込まれ、爆音を響かせる。人々は「この程度は何でもない」と侵攻で命を落とした人々の葬儀を行った。サマーハの父親は言った。「どうせすぐにイスラエル軍は戻ってくるだろう。できる時に葬儀をしなくてはな」

 サマーハの母は語った。

 「ほしいのは、子供たちが身の危険を感ぜずに生きていける当たり前の暮らしです。パレスチナ人がそれを望むのは、ぜいたくなんですか?」

 外国人の私は、今回のことに懲りればガザを離れればいいだけのことだ。しかし彼らには、逃げる場所はない。彼女の言葉をどう受け止めればいいのか。「あなたたちの子供が大切で、私たちの子供が大切ではないと言うんですか? 私たちにとっても、子供は大切なんですよ」

■ガザ全体の犠牲3週間で120人に

 三日間の侵攻で、小さなこのベイトハヌーンで十四人が命を奪われた。ガザ全体では、約三週間で約百二十人が犠牲になっている。


 二十四日もイスラエル軍のアパッチヘリがガザ市の住宅にミサイルを撃ち込んだ。これが、イスラエルの歴史的な偉業、和平への偉大な一歩と喧伝(けんでん)された「ガザからの撤退」からわずか一年後の現実だ。 
(引用終わり)

・・・・・正しい情報が入ってこないように「強者によって」仕組まれているんですね。で、私達はまんまと騙されている。「正しい情報の遮断も戦争の一部」な現実に、背筋が寒くなると同時に、その中で命がけで取材を続けていらっしゃる大月啓介さんのような方々を、これれからも応援しなければ。

再び、布引さんのコメントに戻ります。
> 数千年前の旧約聖書の記述を根拠にしてヨーロッパ人によって作られた人造国家に果たして、どれ程の存在理由があるのか疑問です。

「まんが パレスチナ問題」を読んで強く受けた印象もまさにこれ。「2000年近くも迫害と放浪の旅を続けたユダヤ人」には、確かに「被害者的一面」もあるでしょうが、イスラエル建国のいきさつを読むと、いかに白人が身勝手で狡猾であるかが見えてきます。パレスチナ人側から見たら、自分達が古くから住んでいた土地に勝手にユダヤ人が入り込んできたのです。ユダヤ人に追い出されたパレスチナ人は「難民」になってヨルダン川西岸やガザ地区に逃げ出し、残してきた土地や財産はイスラエルに没収されたのです。こんな仕打ちをされたら、怒るのも無理ないと思うのですが・・・。

主人公の一人、少年アリが言います。
ユダヤ人を迫害したり虐殺したのは、いつもヨーロッパのキリスト教国じゃないか。オスマン・トルコやグラナダ王国なんかのイスラム国では、イスラム教徒とユダヤ人は平和に共存していたんだ。パレスチナでも1000年以上平和に一緒に暮らしてた。
ヨーロッパの国々も、ユダヤ人を差別しないで社会に同化する事を認めて、共存していれば問題はなかったのに、ユダヤ人を迫害したり、虐殺したりして、人道上の問題になって収集がつかなくなったんで、パレスチナにユダヤ人問題を押し付けただけじゃないか。」

今回イスラエルがレバノンやガザ地区を攻撃している事についても、日本で報じられている「対ヒズボラ、対ハマスとのテロとの戦い」という目で見るのは、アメリカが支援しているイスラエル寄りの見方でしかないという事を感じました。

それにしてもアメリカは、自国の有利になるならどんな事でもしますね。
「ゲリラだろうが、フセインだろうが、アメリカと敵対している国と戦うなら、見境なく支援して、ガンガン武器を与える。」そして、「一度与えた武器は二度と回収できないし、ゲリラとして訓練された人は戦争が終わっても普通の人には戻れない。」(P204)
アメリカが与え続け、広げ続けた傷口は、いったいどこまで大きくなるのだろうと思うと、アジアで緊張が高まる事で「第二の冷戦」状態を作り出し、儲かるのはいったい誰?利用されるのはどこの国?という言わずもがなの不安が胸をよぎります。これでもなお、「アメリカは日本を守ってくれる。」なんて信じている人がおおぜいいるこの国って、どれだけお目出度い国なんだろう・・・。

> ユダヤ人はアラブ人のセム族の一氏族の筈ですが、今の主要なイスラエル人はヨーロッパ白人のユダヤ教徒でしか有りません。
> 元々のユダヤ人たちの子孫は、ユダヤ王国滅亡後数千年の後イスラム化して現在のパレスチナ人と交じり合った可能性の方が高いでしょう。 

皮膚や髪の色などの生物的特徴で分けられるのが「人種」、言語や宗教、歴史や伝統の共有で分けられるのが「民族」で、民族の確固たる定義なんて無いのだそうです。ところが民族意識には、「おれたちは、あいつらとは違うんだ。」って意識がベースにあるから、優越感、差別、憎しみなんかとすぐに結びついてしまう。
この本の最後の方では、ちょっとしたどんでん返しがあって「民族意識なんてフィクションなんだ」って事を痛感させるストーリーになっています。

今迄の私の記述では、「元凶はヨーロッパとアメリカ白人である」ゆえに、「ヒズボラとハマス擁護」みたいな論調になってしまっているので、誤解を招かないためにここでちょいフォローをいれておきます。

第三の主人公である「ねこ」が言います。(P83)
「宗教って、伝染病みたいなものだニャ。一神教は中東の風土病ニャのだ。普通は地続きで感染していくんだけれど、大航海時代になって、ザビエルみたいな強力なキャリアー(病原菌を持った人)が船で旅行をすると、あっちこっちで患者が出るんニャ。先住民の虐殺だ、殉教だって、死ぬ人も大勢出る。風土病だったのが、世界病にニャってしまうのだ。流行を止めるには、港を封鎖して、国を閉じるしかニャい。つまり鎖国するっきゃニャいのだ。人間はなんで、こうまでして自分たちの宗教を広めなきゃいけニャいのか?そもそも、本当に宗教って、人間に必要ニャのか?ねこにはわからニャいのだ。」

そして、本来は人を救ったり癒したりするはずだった宗教が、憎しみの連鎖によって形を変えていく。
アリは言います。
テロリストを作るのは貧困じゃない。絶望なんだ。将来に希望があれば貧乏だって耐えられるし、人を愛する事だって出来るんだ。」

ガザ地区でも「テロの報復だ」という名目で、イスラエル軍によって毎日のように容赦なく人が殺されるのだそうです。そのためにユダヤ人に対する憎しみがわきあがり、その心を静めようとモスクに行くと、過激派のメンバーがいて、「この世は敵だ。自爆テロを行って殉教者になれ。そうすれば天国に召されるし毎月の生活費も保証する。」と誘うのだそうです。憎しみを利用して暴力を肯定するやり方、神の名を借りた殺人の肯定にはどうしても賛成する事が出来ません。

「ねこ」も言っています。(P242)
「宗教は人間の最善の部分を引き出すように作られているはずだけど、時として、人間の一番邪悪な部分、『憎しみ』を引き出しちゃうニョだ。経済が原因の戦争なら、大損をすれば戦争をやめるのだが、宗教がらみで『聖戦』となってしまうと、損をしようが、自分が滅んでしまおうが戦いをやめない。」

・・・こんな終わりのない闇の中に、日本が巻き込まれないように祈るばかりです。そのためには冷静で外交上手な「大人の」リーダーの存在が必要不可欠なのですが、この国ときたら・・・・(ちょい個人的に鎖国モード?!)

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2006年7月28日 (金)

パレスチナ問題 (前編)

いや~~~、今日は久しぶりに一人でパソコンの前に座ってるぜ。(小さいコドモが夏休みだと親に自由は無いのだ。)

「パレスチナ問題」に関しては、情けない事に今まで「対岸の火事」的な見方しか出来ないでいた。しかし今回の小泉総理の中東訪問の意味がさっぱり理解できないうえに、この前から「イスラエルとレバノン」の情勢が気になっているのにTVではほとんど報道されないし、新聞やネットでも温度差がかなりある。

で、新書サイズで読みやすく、イラストも可愛い 山井教雄さんの 「まんが パレスチナ問題」を、読んでみた。

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                                                                                 最初に言っておくけど、ワシは高卒、しかもまるまるグレていたうえに「世界史」の先生が大嫌いで授業なんてマトモに受けていなかったもんだから、大人になって、新聞を読むようになってからの断片的な情報でしかパレスチナ問題について知る事はなかった。
それでも、「十字軍」には、はじめから悪いイメージしかなかったし、アメリカのやり方にも不信感いっぱいだったから、イスラエルの主張より、アラブ諸国の主張の方が正しいのではないかと「何となく」思っていたのだった。
それが、この本を読む事でその「何となく」の部分がスッキリ整理されて、「ガッテン!!ガッテン!」って感じになった。                                                                   

この本では、紀元前19世紀からアラファト議長が死去した2004年までの長~い歴史をイラストも含めて265ページで解説。専門家から見れば「超ダイジェスト版」なのだろうけど、私から見れば、初めて知らされた事実も多く、バラバラだったパズルのパーツがうまく繋がって、とてもわかりやすかった。

「まんが」とうたってあるだけあって、フィクションの登場人物「ユダヤ人の少年ニッシム」と、「パレスチナ人の少年アリ」が双方の立場から感想を言い合っていたり、作者の分身的な存在の「ねこ」が時々ハッとするような発言をしたりする。また、政治の風刺漫画テイストでところどころに各国のリーダーの似顔絵が書かれているのも面白く、あっという間に読めてしまった。

で、具体的な感想。(無知ゆえにお馬鹿な感想で申し訳ないのだが)
イスラム教徒といえば、小学生の時に見たプロレスラーの「タイガー・ジェット・シン」みたいなイメージで、「戒律に背くやつは即斬首!!」みたいな「問答無用の野蛮な宗教」というイメージを刷り込まれてきた。
男尊女卑的な部分というのはあるだろうし、一神教そのものが私は好きでないのだが、それでも、この本を読む限りでは、イスラム教徒はそれほど「怖い」宗教ではないばかりか、「十字軍以前にはユダヤ教徒やキリスト教徒とも、互いに共存していた」ということが解ってきた。

その共存関係を狂わせたのがローマ法王ウルバヌス2世が神の名において始めた「正義と悪、聖と汚れ」の戦い。法王は十字軍を結成して「聖地エルサレムを異教徒から取り戻せ」の排他的なスローガンのもと、「悪」であるイスラム教徒やユダヤ教徒に戦いを挑んだ。
曰く、「イスラム教徒やユダヤ教徒は『悪』だから、殺せば殺すほど神は喜ぶ」んだって。
それで、「異教徒を殺した罪は許され、戦死したキリスト教徒は天国へ召される」らしいのだ。
この人が、そう言ったらしいよ。↓

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                                                       いやはや、「戦前」の天皇制や、オウムの「ポア」や、ブッシュちゃんたちの「キリスト教右派」が主張する思考回路の原点は、こんな所にあったんですね~~~!  

今迄、「パレスチナゲリラ」や「イスラム過激派」に対して、「暴力的なテロ組織でコワい」という先入観があったのだけど、この本を読むと、「追い詰められて他に手段を選べない」姿が見えてきて、もちろん暴力や武力はいけない事だけれど、暴力や武力を使わなければいけないところまで追い込まれたのは誰のせい?と、問い詰めたくなってしまった。
残念ながら、一番怖くて悪いのは十字軍以降のキリスト教原理主義者だと、言わざるを得ないかもしれない。

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・・・と、私はこの本から、現在の「パレスチナ問題」の根っこは、「十字軍以来の宗教戦争」という感覚で捕らえたのだが、その後検索して見つけた「パレスチナ情報センター Staff Note」早尾貴紀さんのブログでは、「まんが パレスチナ問題」を、「その見方は実は『宗教紛争』だとか『報復合戦』というマスコミのステロタイプと通底するものだと思います。両論併記で客観性を装うもので、かえってこの100年のシオニズムの占領の歴史の本質を見失わせるのではないかという危惧を持ちます。」と、バッサリ。
パレスチナ問題を、「シオニズムの占領の歴史に本質がある」「この100年の問題で、ヨーロッパの排他的民族主義に端を発するユダヤ人差別に根本的な原因がある」という視点で見ると、「奈良本氏の『きみはパレスチナを知っているか』が入門書としてお勧め」だとおっしゃっている。

う~~ん、「パレスチナ問題」深く知ろうとすると底なしなのかも知れん・・・。(ああ、時間が欲しい。)

「まんが パレスチナ問題」の検索つながりのご縁で、偶然発見した「パレスチナ情報センター Staff Note」早尾貴紀さんのブログだけれど、その中にとても興味深いエントリーがあったので、ここにご紹介します。↓

「拉致」報道に「ミサイル」報道――日本のこと(だけ)ではありません 

これを読むと、いかに私達がTVから真実を伝えられていないかがわかります。マスコミが垂れ流す「拉致」「テロ」という言葉の使い方にも、注意を払わなければいけないのかも知れません。(布引洋さんも前回のエントリーのコメント欄でおっしゃっています。)
続きは、気が向けば明日エントリします。ではでは。(だからワシ夏休みは自由が無いっつ~の!!)

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2006年7月22日 (土)

戦争のニュースばかりの日常

何でこんなにいっぱいニュースがあるの?!
ってなくらいめまぐるしく流動する世の中で、情報収集しながらバランス取って自分の意見を書く事って、ホント難しい。だから今回はライトに書きなぐってみようと思う。

●テポドン騒ぎ「敵基地攻撃論」について
「熱くなれない」でも書いたけど、私は「先制攻撃論」からも「陰謀論」からも遠く離れたところに居たい。
だからって、難しい本読んで自論を展開するなんてシロウトにはとてもムリ。でも、そういう「フツーの生活してる人」にとってもこの国の進む道は気になるところ。

7月13日にたまたま観た「朝ズバ!」で、みのもんたが「いつミサイルが飛んでくるかわからないなんて、怖いですね~。国民感情としては、先制攻撃もありなんじゃなかと思うんですけど・・。」のような、「確信犯的」突っ込みを入れていたことに対して、軍事評論家の田岡俊次さんは、
ただのミサイル実験に対してやたらに怖がるのは平和ボケの一種」と一掃。
直前にアメリカと日本がハワイでミサイル実験をやったことへの挑発である。」とのヨミ。
(「アメリカと日本がミサイル実験やってたなんて、皆さん知ってました~~??」と、みのもんたが言ったかどうかは定かではないが。)

ちなみにどこかのブログで見かけた記事では、「落とす場所については、中国などの内陸に向けて撃ったらさらに問題になるわけだし、あの角度で飛ばすしかなかったのではないか。」なんて分析があった。
「日本海」に落ちたということがTVニュースなどでことさら強調されたせいか、「航行する漁船に当たったらどうする!」って思った人も多いだろうけど、聞くところによるとあのエリアはロシアの軍事領海内で、日本の漁船どころか一般の船舶も立ち入り禁止の区域だという。
こういう情報は、ブログでは入手できるけどTVでは全くなくて、そう言う意味でも「朝スバ!」が田岡俊次さんをコメンテーターに迎えた事は、快挙だったと思う。

「安倍さんや額賀さんが『敵基地攻撃論』、麻生さんが『先制攻撃論』を出されていますが、それについては?
という質問には、
「テポドンは発射台が確認できるから攻撃は可能」だが、「スカッドやノドンなどの短距離ミサイルは発射台がトレーラーのようなものに積まれていて移動が可能な上に、ふだんはトンネルのようなところに隠れている」のだそうだ。皆さん知ってました~?
発射する直前にトンネルから出て撃てばいいわけだから、気付いたときには間に合わない。つまりピンポイントのミサイル基地攻撃は事実上不可能。」なんだって。ふむふむ。

つまり、「脅威を防ぐにはそれらを同時に全部つぶさないといけないが、それは敵基地を占領しない限り不可能であり、海外派兵して戦争ということになる。」のだそうだ。う~ん、じゃあ戦争しかけますか?!ってワケだけど、
終結のシナリオも勝算もないくせに戦争というのは無謀。」「もし日本が勝ったとしても、最終的には『自爆テロ』の脅威にさらされる事になるだろう。」とのこと。
で、結論として外交しかない。わけだ。
「核を処理する事が最終目的なのだから、北朝鮮を6カ国協議に復帰させて話し合う努力をするしかない。」という、安倍ちゃん額賀ちゃんからは絶対に出てこないであろう緻密で冷静な意見、とても参考になった。

ほとんど役に立たないミサイル防衛システムのために多額の税金(確か一兆円?)をつぎ込む事は詐欺だ。」とまで言っていたよ。でも私もそう思う。アメリカ様や武器商人が喜ぶだけだって。
なのにこの国のリーダーときたら、揃いもそろって「やられるまえにやってしまおう。」で、その低脳ぶりには「元不良」の私でさえお口あんぐりだ。
自分達の利益のためには国民に犠牲になってもらいやしょう、ってのが本音なんだと思う。後で慌てて否定しても、みえみえだよ。

軍事的な脅威から国を守るのが自衛隊の役目だとしたら、自衛隊員はもちろんのこと国民の血を一滴も流させないように外交的努力をするのが政治家の役目でしょ?それがこれじゃあ正反対だ。ほんとうに、こんな判断しか出来ない阿呆な政治家達、一刻も早く引退してもらいたいよ。

だいたい、戦争になったら拉致被害者はどうなるの?!安倍ちゃん拉致被害者の味方じゃなかったの?!
それでもまだ、相変わらずの安倍ちゃん人気。「戦争したがっている人間こそリーダーにふさわしい。」って人が多いのか、はたまた「何か難しくてよくわからないけどテポドン怖いし~。」って人が多いのか、「何か難しくてよくわからないけど安倍さん見た目が良いし~。」って人が多いのか・・・。謎である。それほどまでに日本と言う国は病んでいるという事なのだろうか?

小泉チンピラ外交とはよく言ったものだけど、先制攻撃論、核武装論まで飛び出した勇み足の安倍外交、「あいつも持ってるから俺達も持とうぜ~。」て、チンピラ通り越してもはや「ガキの発想」。
「総理と防衛庁長官に任せておけば大丈夫」by額賀・・・なわけないじゃん!(爆爆)


核を処理する事が最終目的なのだから、北朝鮮を6カ国協議に復帰させて話し合う努力をするしかない。」と田岡さんもおっしゃってるし、多くの冷静な政治家(あんまり好きじゃなかったけど今回はエライぞ山拓さんとか)もそう思っている事だろう。
では、具体的にどのように北朝鮮を説得するか、これは難しすぎる問題で、「国連憲章第7章」なんて言葉も今回初めて聞いた私には、「経済制裁」と「圧力」の区別もはっきり付かない。だからここは真剣に、わかりやすい議論を交わしている「お玉おばさん」のところのこのエントリーが参考になると思う。
ここでLooperさんがおっしゃっている事は、軍事的解決や日本一国だけの経済制裁にも反対の私にとっては興味深い。
特に、以下の部分は、田岡さんの意見から私が汲み取ったニュアンスと近くて、しかもさらに詳しく書かれているので必見。(以下一部箇条書きにて引用。)

「先制攻撃論」について。
> これらは戦争がおきた時のための対策であるが、戦争がコントロール可能だと思っているのがそもそも「平和ボケ」だ。
> 「先制攻撃」で相手のすべてのミサイルを叩けるわけがない。
> こちらが先制攻撃体制を整えたら、相手もその体制を作ろうとするし、「先制攻撃」する権利があることになってしまう。
> 日本海沿岸には、たくさんの原発があり、このうち一基でも攻撃をうければ、チェルノブ イリかそれ以上の大惨事が発生してしまいかねない。
> それだけ日本という国は攻撃にもろく、いったん戦争になったら大惨事は必至。

「MDシステム」について。
> これも役に立たない代物だと明らかになっている。
http://www.usatoday.com/news/washington/2006-06-20-missile-defense_x.htm
↑ 「MDシステムはまだ開発段階で、その能力には限界がある」と書かれている。
http://fairuse.100webcustomers.com/fairenough/latimes216.html
↑ 「好天時で飛行データが事前にすべて分かっていて、実際よりもゆっくり飛ばした実験でさえも、命中率が50%しかなかった」と書かれている。
> 全てを迎撃できるなんていうのはまさに夢物語だということだ。こんな 不確かなものに、わたしたちの血税を大量に注ぎ込んで、日本政府はいったい何を守ろうというのだろうか?
> 喜ぶのは、使い物にならない失敗作で大もうけをす る米日の武器関連企業だけだ。

(引用ここまで)

「北朝鮮をゆるやかに普通の国にする」という道は、果てしなく遠いようにも感じるし、
北朝鮮国内で、国民の間から「革命」ムードが流れて民主化が進むようになるのが一番良いのかもしれない・・・。などと、シロウトながらも、いろいろ考えさせられる。
結論はどうあれ、このようなことについて「議論し合う」心の余裕が大切なのに、「やられるまえにやってしまおう」と考えている政治家にはそれが全く見当たらない。

●小泉「ハズカシ~」外交について
未だ根強い安倍ちゃんファンがいる事と同じくらい不思議なのが、この人、小泉さん。
アメリカでのイカレたパホーマンスに赤面した人も多いと思うけど、帰国直後に北朝鮮のミサイル実験が行われた事に対して「オレはついてる。」だって・・・・。
「戦争、戦争!!」ってキイキイ叫ぶよりはマシかもしれないけれど、総理のやってきた事が国民のためではなく全て「自分の美学のため」だったって事がここでもバレてしまったね。その後の外遊でラクダに乗って浮かれてる姿も失笑を買ったけど、極めつけは、コレ。
いつもステキなバナーとシャープなエントリーのSOBAさんのブログ、必見です!

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                                                ユダヤ教の「嘆きの壁」でユダヤ帽を被り祈りを捧げる小泉総理。(・・・・・・・・。

イスラエル軍がレバノンに侵攻したのが7月12日、この写真の日付が日本時間7月13日、ということで、これじゃ~、本人(馬鹿だから)意図してなくても、イスラム教徒からみたら、「イスラエルの味方、ユダヤ教徒の仲間の日本国総理大臣」をアピールして挑発してるようにしか見えない。

7月22日現在で、レバノン側に340人もの民間人の死者がでているこの戦争を「支持します」、って世界に発信したも同然の軽ハズミな行為、これでイスラム過激派から反感を買って日本がテロの標的になったらどうすんの?「テロとの戦い」って、「テロリストをつぶす事」じゃなくて、「テロが起きないように最善をつくす」ことだと思うんだけど、小泉のやってる事は、これまた火に油を注ぐ正反対の行為。

(国内では、「東京都が9月に実施する総合防災訓練に在日米軍が参加する方向」なんて新聞見出を発見、「正義のアメリカ様は私達日本人を守ってくれる」アピールに余念がない。アメリカ様と仲良くするほど、テロの危険性は高まると思うのだが・・・。)

今回の「嘆きの壁参拝」を見てると、「靖国参拝」も「特攻隊の手紙を見て涙」も、彼にとっては「中身のないパフォーマンス」だった事がよくわかってくる。こんな阿呆の自己陶酔、自己満足のために、中国や韓国だけでなくイスラム国家まで敵に回すことになるとしたら、あまりにもナサケナイ。そんな時でもこの男、私を支持したのは国民の自由で自己責任だ。と涼しい顔で逃げるんだろうけど。

この後書こうと思っているのは、
●自衛隊とイラクについて
●昭和天皇メモについて
・・・・って、図らずも全部戦争がらみ
フツーの主婦に、こんないらん心配までさせて、一体どうなっておるのだこの国は!(怒)
そしてもう一方では、津波で犠牲になった多くの人のことや、大雨の被害にあったかたたちのことを思うと、胸が痛む。
一個人では何も出来ないもどかしさに、せめて海面上昇や異常気象を起こさないためにCO2削減を心がけようと思うワシなのだ。戦争なんてやってる場合じゃないよ~~。

つうことで、Blog-Bluesさんとこでキヨシローの替え歌をエントリしてくれたのに刺激されて、こんなページを発見!病床のキヨシローを応援しつつ、16年も前に現在を予見していたかのような彼の鋭い皮膚感覚をじっくり堪能して下せえ。

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2006年7月19日 (水)

東京新聞へようこそ(^^)

ヨソの新聞では全く違うニュースがトップを飾るなかで、今回も充実の東京新聞!だから好き!
オフィシャルHPでも見ることが出来ますが、すぐにリンク切れになってしまうので、こちらにコピペしておきます。

本日の一面記事は、こちら。

イラク陸自 実弾装てん 
<車列襲撃 発砲寸前だった>

 昨年六月、イラクに派遣されていた陸上自衛隊の車列近くで爆発があり、高機動車が破損した事件で、爆発直後、車列の隊員が銃に実弾を装てんし、戦闘態勢を整えていたことが分かった。発砲には至らなかったが、“戦地派遣”の危険な現実を示した。十四年に及ぶ自衛隊海外派遣の歴史で実弾装てんが判明したのは初めて。

 この事件は昨年六月二十三日、前後を軽装甲機動車で警護された高機動車二台がサマワ市内を通過中、道路右側の遠隔操作爆弾が破裂した。高機動車一両のフロントガラスにひびが入り、ドアが破損した。

 複数の防衛庁関係者によると、爆発直後に軽装甲機動車の警備隊員らが車載の五・五六ミリ機関銃を操作して弾倉から実弾を銃内に送り込み、発射態勢を整えた。同時に砂漠の中を逃走する人物を目撃したが、車列は方向転換して宿営地に戻った。

 移動中だった隊員約二十人は武器を所持しており、何人が実弾を装てんしたのか判明していないが、犯人が銃などで襲撃していれば、撃ち合いになった可能性がある。当時、伝えられたより、はるかに緊迫した場面だった。

 隊員は宿営地から外出する場合、小銃や拳銃を携行し、車両には機関銃を搭載した。いずれも実弾の入った弾倉を差し込んだ「半装てん」と呼ばれる状態で、このままでは発射できない。発射するには銃を操作して実弾を薬室に送り込む「装てん」の動作が必要になる。

 隊員はイラク特措法によって正当防衛、緊急避難であれば、発砲することが認められる。しかし、実弾装てんは武器使用に直結するため、防衛庁は武器使用基準を定め、「緊急事態を除き、指揮官の命令がなければ行ってはならない」と制限していた。

 この事件では指揮官に当たる群長は同行しておらず、関係者は「犯人は車列を待ち伏せ、遠隔操作で爆弾を破裂させている。危険が切迫しており、指揮官の命令がいらない緊急事態に当たる」という。

 報告を受けた防衛庁は、隊員らの行動を「訓練通りの対応」として問題にしなかった。事件後の昨年十二月、政府は派遣延長を決定。派遣期間は、今月十七日に隊員全員がイラクからクウェートへ移動するまで二年半に及んだ。

<メモ> 陸自車両襲撃事件

 昨年6月23日、補修した道路の完工式に向かうため、隊員約20人が分乗した4台の車両がサマワ市内を通過中に、道路右側で爆弾が破裂した。遠隔操作に使用した装置が見つかっており、自衛隊車両を待ち伏せした疑いが強い。

そしていつも充実の<特報>でも見開き二ページでイラク自衛隊関連の特集。

イラク居残り 空自の役割は 
<地元民近寄らず タクシーも命がけ>
 

 イラクから陸上自衛隊は完全撤収した。戦闘による犠牲者は一人も出さず、人道復興支援任務を終えた。一方、継続して派遣され、しかも活動が拡大されるのが、クウェートを拠点に輸送任務を担当する航空自衛隊だ。武装勢力による攻撃が続くバグダッド空港にも飛ぶことになる。同空港も「非戦闘地域」と政府は強弁するが、そこまでして居残る空自の役割とは-。

 「非戦闘地域という言い方は当てはまらない」

 イラクで取材を続けるジャパンプレスのジャーナリスト・山本美香氏は、苦笑する。

 「半年ほど前、バグダッド空港にいたら、敷地内にロケット弾が七、八発、連射で撃ち込まれ、すごいごう音と揺れだった。空港職員たちは『しょっちゅうだよ』という反応だったし、現地特派員たちも、ちょっとした着弾では記事を書かないぐらい日常化している。C130輸送機に着弾しない保証は、どこにもない」

 額賀福志郎防衛庁長官は先月の衆院イラク復興支援特別委員会で「バグダッド空港は非戦闘地域であり、自衛隊の活動対象になる」と説明したが、山本氏は現場の現実との開きに半ばあきれ顔だ。

 空自はC130輸送機で米軍などの輸送支援を継続するが、イラク北部やバグダッド空港にも離着陸することになる。これまでも輸送機に乗る隊員はヘルメットと防弾チョッキを着用してきた。さらに空自広報担当者は「現時点で考え得る最高レベルの技術で対策を取った」と話す。

■最高レベルの装備というが…

 具体的には▽ミサイルが飛んできたことを探知する装置▽輸送機からおとりの熱源を飛ばし、赤外線誘導ミサイルの照準を回避するフレア▽コックピットの上に首だけ出して外を監視するための半球形の窓バブルウインドー▽コックピットまわりの防弾板▽被弾しても燃料に引火しにくくする防弾フォーム-などを装備したという。

 だがバグダッド空港を行き来する航空機が、武装勢力から攻撃を受けてきたのも事実だ。一昨年一月、米軍の大型輸送機が、同空港離陸直後に地上から攻撃を受け、エンジン一基が爆発、緊急着陸した。昨年一月にもバグダッドから飛び立った英軍C130輸送機が攻撃を受け墜落、乗員十人が死亡した。一昨年十一月にはイラク北部で、米軍のC130輸送機が地上からミサイル攻撃を受けた。左翼エンジンに被弾し、着陸までの約十分間、火を噴き続けたという。

 イラク人もバグダッド空港を敬遠する。「空港入り口に自動車爆弾が突っ込んだこともあるし、周辺には多国籍軍に敵対的な人々が住んでおり、市民は空港に近寄りたがらない。空港とバグダッド市内はタクシーで三十分ぐらいだが、運転手も命がけだから十万円ぐらいの料金を取る。空港に出入りする時は、銃を携えたボディーガードを同乗させ、前後にも車を配置して時速百キロで突っ走る必要がある」と山本氏は言う。

 さらに「空港周辺はヤシの林もあれば、民家もあり、空港が丸見えのポイントが多数ある。空港警備が厳重になったことで、逆にむやみな狙い方になっている」と指摘する。

 軍事評論家の神浦元彰氏は「携帯型の対空ミサイルは(狙撃手の安全上)一〇-一五度、上向きで撃つが(狙撃手に)背中を向けて離陸する航空機は、それにちょうどよい。C130だったらエンジンが大破し、翼が折れる事態もあるのではないか」と心配する。

 イラクに派遣した自衛隊五千五百人のうち、帰国後六人が自殺している。原因は不明だが、派遣中は過度の緊張を強いられていたことは事実だ。空自も今後、危険が増す。早速今月、空自の交代要員約百人が現地に向かった。空自の活動拡大で自衛隊は「撤収」ではなくただの「配置換え」との印象を受ける。

 小泉首相は陸自撤収について「一発の弾も撃たず、一人の死傷者も出さず終えることができたのは大変うれしい」と自画自賛した。だから残留する空自も同様に犠牲を出さず、任務を全うできるだろうと言いたいようだが、政治評論家の森田実氏は「残留する空自が担う役割は、陸自とは全く違う」と指摘する。

 「陸自の派遣はブッシュ政権を世界の中で孤立させないためという政治的な狙いを持っていた。これに対し、空自は実質的に米軍と一体化し、軍事行動を行おうとしている」

 保坂展人衆院議員(社民)は残留する空自の役割を「空飛ぶトラック」と形容する。「サマワの陸自は限られた地域で、人道復興支援という枠組みにとどまったが、空自の役割は限定されていない。水や薬品だけを運ぶわけではないはずだ。米兵を輸送する任務を与えられれば、米国の戦争に巻き込まれることになる」と危ぐする。

 その上、政府・与党内では、今年十二月にイラク特措法が期限切れを迎えるのに備え、国連などの決議なしに自衛隊の迅速な海外派遣を可能にする「恒久法」の制定に向けた議論が出始めている。

 安倍晋三官房長官は「自民党で検討が行われている」と言い、額賀長官も「何か起こったときに、新しい法律をつくるのではなく、その時の状況判断で自衛隊の活用ができる環境をつくっていくことがこれからの課題だ」と説く。恒久法問題が次期政権の課題の一つになるのは間違いない。

 これに国際教養大学の白鳥令特任教授(政治学)は「急激に変わる現在の国際情勢下では、むしろ恒久法ではなく時限を定め、そのたびに更新するかどうかを議論するサンセット法(時限立法)で対処するのが世界の趨勢(すうせい)だ」と反論する。

 恒久法制定は、自衛隊を派遣するか、しないかなどの重要な決定を内閣の判断に任せてしまうことになる。サンセット法は国民の間に議論がある事柄について、国民の目が届くという利点がある。「イラク特措法もサンセット法だったおかげで、この時期に陸自が撤収できた。これが恒久法だったらできなかっただろう」と白鳥氏は指摘する。

 恒久法制定は日本独自の判断で自衛隊を海外に派遣する「普通の国」に転換させるとされる。しかし森田氏は「現実には米国に追随することにしかならない」と喝破する。

 「自衛隊のイラク派遣も国連決議に基づくものではなく、米国の要請に応じただけのこと。このままでは自衛隊は米軍の下請け軍隊になってしまう。その危険が目前に迫っているのに、どこからも反対の声は聞こえてこない。犬養毅首相が殺害された五・一五事件(一九三二年)のとき、あるジャーナリストは『誰も発言しないことこそが最も恐ろしい』と書いた。今、その状況と似てきている」


■「多国籍軍輸送力 十分のはずだが」

 神浦氏は空自隊員の気持ちをこう代弁する。「そもそも、多国籍軍の輸送力で足りているのに、ブッシュ大統領から言われたから(空自を残す)というのが本当のところ。自衛隊員は、おかしいと思っても、自分が拒否すれば別の隊員が行かされるから、黙って行くしかない。そんな彼らの安全を、本当に保証できるのか。空自としては、たまらない話だろう」

<デスクメモ>

 「陸自はおにぎり、海自はカレー、空自はハンバーガーを食べる」。気質の違いを表現した言葉だ。陸自は各部隊に地元出身が多く郷土愛が強い。海自は伝統を重んじる。空自はエリート意識高く、アメリカナイズされているという。空自は戦後出発した部隊で、兵器も訓練も米軍と二人三脚。一体化には適任? (鈴)

東京新聞とってない、という方、ブックマークをおススメします。(^^)
って、ワシ回し者か?!
東京新聞ホームページへようこそ

http://www.tokyo-np.co.jp/

自衛隊の海外派遣、恒久法、終わりのないアメリカが仕掛ける戦争、テポドン騒ぎ、先制攻撃論と、
憲法9条が危機にさらされて毎日考える事多すぎ!!(最近私生活でも多忙なのに~~~ TT)
でも、自分の言葉で、ちびちびエントリーするつもりなので、今後ともよろしくお願いします!
(って、趣味もトラウマもごちゃまぜだぜ!)

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2006年7月 7日 (金)

熱くなれない・・・

いろいろ言いたい事はあるのだが、軍事について全く素人ゆえに、今回のテポドン発射、踏み込んだ記事を書く自信がない。
で、とりあえずいろんなブログを徘徊して、気になる言葉、印象深いフレーズを拾ってみた。

ある極左系ブログでは(もっとも、これはあまりにも極端な意見で「釣り」ではないかと思うのだけど。)
「ミサイル発射は危機でなく我々地球市民にとっての祝砲」
と、帝国主義との戦い(?)に火が付いた事を喜んでいた。

かと思えばある右翼系OLブログでは、
「これはまさしく北朝鮮が喧嘩を売っていると言える。喧嘩イコール戦争です。」とし、
「自衛隊には次の核の発射を阻止する義務があります
自衛隊は北朝鮮の基地を叩きに行かざるをえないでしょうね。
この期に及んで、まだ話し合いで戦争を避けようって言っている人。
核爆弾が日本で万が一にでも爆発する事態になっても、
それでもまだ・・・『話し合いでなんとかしよう』なんて言えるのですかね?」
と、戦争になることをあおって自衛隊を戦地へ駆り立てるような発言をしてたりする。

北朝鮮の行動は不可解で忌々しきものだけど、
「戦争!戦争!」って、ヒステリックになるのもどうかと思った一日目。

24時間経った今日、改めて新聞、ブログに目を通してみる。
さすがに冷静な分析も増えている。
なぜあの場所に落としたのかという推測では、
「アラスカまで飛ばしてしまったらアメリカに報復攻撃される可能性があるから意図的にロシア近海に落した」と言うような分析から、
「テポドン2号は完成度が低く、どこに落下するか予測できず、テポドン1号より危険度は逆に高い」
というヨミまでさまざま。

発射の動機についても、
「アメリカに振り向いてもらいたかった」説から、
「北朝鮮国内向けのプロパガンダ」説、
株価操作」説、
「拉致の追求を煙に巻く」説、
「金正日政権にとって何の得にもならない行為は軍部の暴走」説、
「やぶれかぶれの最後っ屁」説、
「燃料入れちゃったから飛ばすしかなかった」説と、さまざまな情報が飛び交っている。
どうやら、情報通のプロの人達の間でも意見が分かれているようだ。
これじゃあ、素人の私にわかるわけがないよ、と納得。

個人的には、「何をするかわからない」居直り強盗みたいな北朝鮮の態度には閉口するが、それでも今回、私は比較的冷静なのである。(だから文章に勢いがないのね、と自己分析。)

だって、今回のミサイル発射で一番得をするのって、ブッシュ政権と親米ポチだろ、って思うから。
「アメリカは、日本が防衛本能に目覚め、 憲法改正に一気に向かうことを狙ってるみたいだ。」とどこかのコメント欄に書いてあった。
なるほど日本と北朝鮮との間で緊張が高まれば、世論は改憲に流れる。
そうすれば、自衛隊を利用する事が出来るし、武器は売れるしで、アメリカ様右派右派・・・じゃなかった、ウハウハって構図だ。

そういえば、「教育基本法改定、共謀罪、改憲、恒久法の制定」推進派で、どう見ても戦争をしたがっているとしか思えない「安倍ちゃん」が、妙にキイキイ・・・じゃなかった、イキイキと水を得た魚のように、TVに出まくっているもんね。

「もし日本にミサイルが飛んできたら、憲法9条があっても意味がない。」っていう意見があるみたいだけど、
「もし日本にミサイルが飛んできたら、憲法変えても意味がない。」ってのも言えるんじゃないのかなあ?
世界一の軍を誇るアメリカがテロを止められないのと同じように。
だからまあ、ありきたりの意見だけど「ここは話し合いで解決」しか、道はないんじゃないのかなあ?
それに何より、いずれは自滅する北朝鮮ごときのためにアメリカに利用されて自衛隊が戦争に駆り出される事になったら、嫌だよね。

無知な人間が、随分勝手なことを、って、書いてて思うけど、ここは北朝鮮と違って「自由の国日本」らしいから、大目に見てもらおう・・・。眠いし。(う~~テンション低~~~~~フェイアウト・・・・・)

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2006年7月 2日 (日)

地に堕とされた「自由」

眠いっ・・・。寝る事意外すべて義務に感じてしまうほど、眠いぞ・・・・。

靖国参拝について、「何回行こうが問題にならない。個人の自由だ。」という小泉総理の発言を聞くにつけ、
「あたしの体なんだから、何をしようと自由でしょ。」とのたまう援交少女を思い浮かべてしまうのは私だけ?
そんな「自由な総理」は、「自由の国アメリカ大統領」と共に、「自由なロケンローラー」のお家に遊びに行っちゃうんだから、さすが「自由民主党の党首」だよね。

そんなに「自由」の大切さを知ってるんなら、国民も自由にさせて欲しいもんだけど、
「国歌斉唱時に起立しなくても問題にならない。個人の自由だ。」とは言わせてもらえないところが、この国の「片思い」・・・つうか、リーダー達の「自由」のために、ワシら都合よく利用されてる?
この状況、「グーで殴る」ようなS男にぞっこんで、お金も自由もむしり取られてもまだ信じてるM女を思い浮かべてしまうのは私だけ?
しかもなにやらヘンな病気まで伝染されそうな気配まで・・・。
なんて、つらつら考えていたら、今朝の東京新聞でこんな記事発見。(以下引用)


 ■教育勅語幼稚園で暗唱 ~戸惑う保護者も~

 大阪市の私立塚本幼稚園(淀川区、約二百三十人)と私立南港さくら幼稚園(住之江区、約百八十人)が、年長組の園児約百二十人に、教育勅語を暗唱させていることが一日、分かった。

 園側は「幼児期から愛国心、公共心、道徳心をはぐくむためにも教育勅語の精神が必要と確信している」と説明しているが、文部科学省幼児教育課は「教育勅語を教えるのは適当ではない。教育要領でも園児に勅語を暗唱させることは想定していない」としている。

 両幼稚園の園長を務める籠池靖憲氏によると、幼児期から古典に親しむため、一昨年から月一回、年長組の園児を対象に論語の勉強を始めたが、「教育の神髄を短い言葉で伝えているのが教育勅語」と考え、昨年十月ごろから教育勅語を教えているという。

 年長組の園児は毎日、一時間目の授業の初めに担任の指導で教育勅語を暗唱。保護者にも口語の訳文に「今こそ教育勅語の精神が必要」という園長の所感を添えて配布したという。

 ある保護者は「こういう教育をするとは知らずに入園させた」と戸惑いをみせるが、園側は「保護者の不満の声は聞いていない」としている。

 籠池園長は「戦争にいざなった負の側面を際立たせ、正しい側面から目をそむけさせることには疑問を感じる。親を敬い、自分を高めるという精神を体現すれば、無軌道な方向には行かない」と話している。

 大阪市内の私立幼稚園で一日、園児に教育勅語を暗唱させていることが分かった。通常国会では教育基本法改正をめぐり焦点となった「愛国心」との関連で教育勅語が議論になった。小泉純一郎首相は「教育勅語の復活を意図するものではない」と答弁したが、自民党内などには教育勅語に盛り込まれた道徳の理念を復活させるべきだとの声も根強い。

 首相当時「日本は天皇を中心にした神の国」と発言した自民党の森喜朗氏は、教育基本法について「国の歴史、文化に全く触れていない。個人が強く出て、公が欠けている」と批判。「戦前は教育勅語の中に哲学、思想が入っていた」と評価した。河村建夫元文部科学相も在任当時「教育勅語には道徳的観念があったが、排除決議がされた。大事なことは隅にやられ、教育の根本理念から外された」と話した。

 政府の教育基本法改正案は「我が国と郷土を愛する態度」との表現で愛国心を盛り込んだが、小泉首相は「教育上の目標で、児童や生徒の内心に立ち入って強制するのではない」と説明した。

 ■現代にはそぐわず

 沖田行司同志社大学大学院教授(教育史)の話 意味を理解する前に暗記させる教育方法はあるが、題材に教育勅語を選ぶのはいかがなものか。個々の道徳項目に問題はないといっても、教育勅語は天皇主権をうたっており、国民主権の現代にはそぐわない。幼稚園児には宗教、学問の自由を侵す結果となった教育勅語の歴史的経緯を理解できず、無理がある。

 教育勅語 正式には「教育ニ関スル勅語」という。明治天皇の名で国民道徳の根源や教育の基本理念を明示、1890年に発布された。臣民の忠孝を「国体の精華」とたたえ、父母への孝行、夫婦の和、博愛、義勇奉公など12の道徳項目を記した。学校への配布や礼拝、奉読が進むにつれ「御真影」(天皇、皇后両陛下の写真)とともに奉安殿に保管されるなど神聖化され、昭和期の軍国主義教育と結び付いた。衆参両院は1948年、排除や失効を決議した。

(引用終わり)

最近の政治家を見てると、「自由」と言う意味は、「好き勝手」「他人の迷惑を顧みない態度」にまで堕落させられてしまった、と思わずにはいられない。
そのくせ、うんざりするような事件が起きるたびに、「これは悪しき戦後教育のせいだ」と無理やりこじつけて、戦前の道徳を持ち出すのが大好き。
しかもそれ言ってるのが、「小泉路線継承者のうえにカルト統一協会に祝電送ってる安倍ちゃん」だったりするんだから、開いた口がふさがらない。

自分達の「好き勝手」のために、国民にだけ「道徳」とか「忠誠心」とかを強要させるなんて、北朝鮮もいいとこだ。だいたい、「教育勅語」がそんなに素晴らしいものだったら、戦争なんておきてなかったんじゃないの?

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2006年6月24日 (土)

フラッシュバック

「太田光の私が総理大臣になったら」。
極端なマニフェストに失笑する事も多く、ストレスになるのであまり観ていなかった「太田総理」だが、昨日はたまたまマニフェスト以外のネタで「小泉政権は是か非か」みたいな討論をやっていた。最近はポスト予測の影で廃人みたいになってる小泉総理だが、ここであえてスポットを当てる試み、案外面白かった。

小泉総理に反対派は、爆笑問題の太田を筆頭に、ラサール石井、もと○○(裁判官?検事?弁護士?ゴメンわかんなくて)の白髪のおじさま、民主党の原口議員、社民党からは福島瑞穂と辻本清美、反統一協会でもナゼか安倍ちゃん擁護の有田芳生、ジャーナリストの岩瀬さんという人、「エロテロリスト」インリン、コメディアン「ますだおかだ」の濃い顔の方の岡田、虎武竜の高橋ジョージとかいう人。

賛成派は、自民党から石破茂元防衛庁長官を筆頭に、コワモテ甘利明と眼鏡が顔の一部の大村秀章、金美齢、個人的に山本一太と同じオーラを感じるケビン・クローン、性格はイイと思うが血は争えないのか石原良純、野村サッチーと同じ穴のムジナぽい浅香光代&デヴィ夫人、巨乳だかデブだかわからない根本はるみ、「東京大学物語」の頃は好きだった漫画家江川達也、男見る目ゼロの「くらたま」こと倉田真由美元カリスマホストらしいが魅力ゼロの城咲仁、「ますだおかだ」の今回初めて存在を知った増田の方。

↑ この書き方見たら私が「小泉さんキライ」なのみえみえだね・・・(爆)

太田総理は最初から飛ばしまくり。「ガセネタで始めた戦争を支持して、ブッシュが大量破壊兵器がなかった事を認めた後も、小泉さんはきちんとコメントしてない。」
「僕は戦争そのものを否定したい。良い戦争、悪い戦争なんてない。60年前の戦争は、植民地にされないためには仕方がなかったっていうのはわかる。でもあの頃「八紘一宇」って言われて、ユートピアを目指していたのと、今アメリカが言ってる「自由の拡大」って言うのとどこか似ているように感じる。」
「911のテロで多くの犠牲を出したアメリカが「テロとの戦いに屈しない」っていうのはまだわかるけど、小泉さんがそれを口にすると、アメリカのパクリにしか聞こえない。重みが違う。」
「テロとの戦いって言うけど、相手が国家でないのにどうやって終わらせるんだ。」等々。
ビデオに撮っているわけでもなくほとんど酔っ払い頭のヒヤリング状態だから、細かい言葉や語尾は違うと思うけど、大体そんな事を言っていた。
辻本清美か誰かが「テロとの戦いで逆にテロは増えた。」
インリンが「言葉で解決するのが政治の役目。」と言っていたのも印象的だった。

う~ん、皆様、ブッシュ、小泉批判となると、燃えるのね。
しかも、こういう討論を、日本テレビのゴールデンタイムのバラエティーで放送するっていうのも、なかなかスゴイ。(ナベツネさんの方向性と関係あるのだろうか?)

ところで小泉擁護ゆえ親米タカ派だと思い込んでいたし、バリバリの改憲派で性悪説をもとにした論調が多いのであまり好きではない石破さんが、民主主義について、「人権が守られ、全ての人が飢えに泣かず、医療の保障があり、言いたい事が言えて、国家権力から国民が守られている事」をあげていて、中国北朝鮮に対する批判を込めての発言だったのかも知れないけど、本心で言っているなら「敵ながら天晴れ」ってところだ。今後の政策についても、「アメリカべったりはやめるべき」とキッパリ発言してたし、その部分においてはナイス。

それに比べて、他の小泉支持者のナサケなさ。(編集でカットってのもあるんだろうけど)
ケビンとかいう人は、イラク戦争について「警察国家アメリカのガサ入れ」くらいの認識しかないようだし、元ホストは「小泉さん若い子に人気だし。」と、まるで自分とダブらせたような発言しか出来ないし、ヨシズミは「政治家にはカリスマ性が必要」とファザコンぶり全開だし、「駄メンズ」ばかりしか見てなくて目が曇りまくったか?の、くらたまは「ラチの一件では活躍したし・・・。」とは言ってみたものの、「でも見た目でなんとなく支持してんでしょ。」と突っ込まれてニガ笑いする始末。
デヴィ夫人に至っては「戦後60年も経ってるんだから、いまさら、あ~た、そんなこと言わなくてもい~でしょ。」というようなことをのたまって、反小泉の原口議員に「その時の事をきちんと検証しないと、同じことをまた繰り返す事になる。」と怒られていた。

石破さんも、こんな「うましかさん」ばっかりが同じ方の席に座っていて、内心えらい迷惑だろうなあ。と「護憲派の同じ方の席に田嶋陽子が座っている(爆)」コトを思い起こしてしまった。
(ちなみに、同じ護憲派でも「無防備賛成派」から、「自衛隊は認めるがアメリカの正義の犠牲になるのはゴメン派」まで幅は広い。)

まあでも、はからずもこの構図に「B層戦略の実態」を見てしまったような・・・。(知らない奥様は「B層 小泉支持」で検索してみてネ。)小泉政権の終盤に向けて、一年前の苛立ちや焦りがフラッシュバックしたのだった。「郵政民営化は是か非かで投票させといてそれ以外の法案も通そうとするのでは・・・?」と当時から懸念されてたもんね。昨日太田も言ってたけど。

ホント、原口議員の言葉を借りれば「その時の事をきちんと検証しないと、同じことをまた繰り返す事になる。」
「人気があるから」「拉致問題では毅然とした態度をとっているから」「何となく見た目がいいから」「カリスマ性が大事」・・・そんな理由で次期総理決めちゃったら、それこそ国家権力の思う壺売り、ですよね。(爆)

↓ っつことで、今回はSOBAさん作成のバナーです。クリックすると動きます・・・ん?(もっと興味のある奥様は「安倍晋三 統一協会」で検索してネ。)

Hensinabejaabunai

その後観た「クロサギ」最終回、いまいち消化不良だったけど、「俺達はコマにすぎないのさ。」という台詞と、ヌカ漬けの素が実はスーパーで売ってるものだったと知らされた時の山崎勉の反応「・・・・だから人生は、面白い。」のキメ台詞と意味ナシなようで意味シンな勉サンの長時間アップ、イイ感じだったよ~~ん。
(今回チョイ軽め、次回はヘビーでいきまっしょい!)

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2006年6月 2日 (金)

共謀罪で趣味延期(怒)

Bouhanns 今日も一日バタバタして、疲れた~。

おいしいビールを飲んで、「医龍」でも観て、ちょいとネットやって、寝よう、
な~んて思ってたら、「ftv部炉具」さんから「ふざけるな!!民主案受け入れ?!」のTBが。
続いて「反戦な家づくり」さんからも、「緊急! 6.2共謀罪の騙し討ちを許すな」のTB。

なんと、今国会での採決は見送りになったと思って油断しまくっていた現代の治安維持法、密告社会と閉鎖的な世の中を作り出す恐怖の法律、
共謀罪」が、自民が民主の案を「おおむね」受け入れる事で明日にも採択~~~?!

冗談じゃないよ~~~

ここまで反対されているのに、
なぜ今国会での成立にここまでこだわるのか?!
まずそこから説明してもらいたいもんだ。

とりあえず、「共謀罪ってナニ」って思ったかたも、「自分にはカンケーないよ」ってかたも、下のリンクを、読んでみてください。
それでもまだ疑問に思った方は、ぜひTV局や新聞社や国会議員のかたに問い合わせてみてください。

ちなみに私は「批判メール」じゃなくて、「応援メール」を出すように心がけてますが、
今回だったら、「民主党さん、野党としてしっかりしてよ!」なんて、激励メールもアリかもしれませんし、TV局などには「共謀罪ってどうなってるの?」とリクエストしてみるのも良いかと考えています。

日付変わって6月2日、今日だよきょう~~。ホントふざけてるよ、自民党!!

基礎知識はココ!
キョウボウザイってなんだ?
http://kyobo.syuriken.jp/what.htm
タイムリーな情報!!
保坂展人のどこどこ日記
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto
●「喜八ログ」さん
最新情報。民主党や衆議院代表の電話番号はこちらでチェック。
http://kihachin.net/klog/archives/2006/06/kyoubou16.html
●ためになる熱いブログの宝庫
Under The Sun 共謀罪に関するTBセンター(4/23)
http://utshome.exblog.jp/1887155
●「とくらBlog」さん経由で
「権力に迎合したマスコミ人を忘れるな!」さん作成のビラも必見!
http://ttokura.exblog.jp/3380705/
●「華氏451」さんのブログで
お問い合わせ先」をチェック!!
http://blog.goo.ne.jp/bebe2001pe/e/b0c7a389f077d90fb5783baf39461f69

よろしくおねがいしますっ!!

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2006年4月25日 (火)

ボンテージパニック!

昨日山手線がストップ、乗客のうちの数人が、気分が悪くなって座り込んでいる映像がニュースに映し出された。聞けば一時間ほど車内に閉じ込められていたとの事、満員電車の中でいつドアが開くかもわからず待たされている身は辛かっただろう。心身ともに丈夫な我がハイグー者は「何でこんな事で気分悪くしてるんだ?虚弱だなあ。」とつぶやいていたが、私はヒトゴトではないと思った。

実は数日前のこと。いや~、ワシもヒドい目にあったのだ。

ふだんあまり人の運転する車に乗る機会のない私だが、この日は珍しく遠出、いくぶん緊張して助手席に乗り込んだのがいけなかった。いつもよりカチッとしたデザインのタイトスカートが最近太り気味の両足を締め付ける。変な座り方をしたので、下着までがおしりに食い込んで気持ちが悪いことこのうえなし。気になりだすとトップスのゴムの位置から首に巻いたストールの締め具合までが邪魔でしょうがなく、おまけにシートベルトに拘束されていて直すわけにもいかない。車はそのまま高速道路の入り口へと向かう。

私は何だか体中をボンレスハムのようにぐるぐる巻きにされているような感覚に陥り、全身に鳥肌が立って冷や汗がにじみ、心臓がバクバクで、吸っても吸っても酸素が体の中に入って来なくなってしまった。このまま高速に入ってしまったら死んでしまうかもしれないという恐怖が湧き上がってきて、車を止めてもらうと慌てて外へ転がり出した。ストールをゆるめて吸い込むシャバの空気の何と爽やかでありがたい事か!

あの状態があと数分でも続いたら気を失っていたか自殺していたかと思うくらい苦しかった。おそらくこれが「パニック発作」というものなのだろう。実はこの症状、過去に何度も私を襲っている。

私は人一倍想像力が強いので、「痛い」話などを聞くと、本当にその部分が痛くなってしまうし、他人の苦しみが自分に重なってしまうような事が、昔からよくある。
10才の頃、「恐怖の黒猫」(後にブラム・ストーカーの「牝猫」と判明)という短編小説で、中世の拷問道具「鉄の処女」の中に縛られて入れられた主人公が串刺しになるシーンにショックを受けたのがきっかけだった。
その後も、宇宙船の船内、難民輸送船内、独房、拷問、拉致、全身マヒで寝たきりの人などのシチュエーションを想像すると、まるで自分がそこに置かれたような息苦しさを感じてしまう。
「頭ははっきりしているのに体の自由がきかない」「狭い所に押し込められている」「外界と遮断されていて逃げ場がない」という状況を、私が何よりも恐れているからだと思う。そして、今回の車内では、その三つの条件が擬似的に揃ってしまったので、ひどい発作が起きたものと思われる。

日ごろ「空気」なんてあって当たり前で、「空気が吸えない恐ろしさ」なんて、考えた事もないけれど、さすがにこんな事態がおきると、「空気を吸えるありがたさ」「手足を大の字にして寝る事の出来るありがたさ」を感じずにはいられない。

で、ワタクシゴトから無理やり結びつけて、ここで共謀罪のことを少々。
良心的なブログや新聞では、その危険性について繰り返し指摘しているにもかかわらず、一般の人はほとんど知らない「共謀罪」。

実際には何もしなくても、犯罪の相談をしただけで罪になる法律なのだそうだ。
例えば、友達二人で「あいつ気に入らないから殴ってやろうぜ。」などと、たとえ冗談で言っても犯罪になってしまう。しかも「あれは冗談でした」と後で取り消しても罪は消えない。

「そんなうしろめたい会話してる方が悪いよ。真面目に生きてれば何のカンケーもない法律じゃん。やましさのある人間だけが騒いでるんじゃないの?」
なんて声も聞こえてきそうだけど、ここで対象となる犯罪は600以上もあり、罪の規定が曖昧で、いくらでも拡大解釈が出来る。
例えば「共謀罪っていう悪法を皆で阻止しよう。」って話し合っても、現地点では罪にならない。でも、もし共謀罪が法律として成立して以降こんな話し合いをしているのがばれたら、ワシらも犯罪者にされかねない。
さらにコワいのは、警察に届け出たものは罪が軽くなる、つまりは「密告が奨励される社会」になるってこと。仲間同士の疑心暗鬼から、「めったな事は口に出来ない」という自粛ムードが生まれ、「窒息した人間不信社会」の出来上がり。

これって・・・戦前の日本や今の北朝鮮みたいだよね!

戦前の日本には「治安維持法」っていうのがあって、自首をすると処罰が軽減または免除されたため、スパイ行為が盛んに行なわれたと聞く。集団を弾圧するためにスパイを送り込んで、共謀をでっち上げる事も可能だったらしい。

そういえば、母から聞いたことがある。「となり組」の話。
ド・ド・ドリフの大爆笑~♪のメロディーでお馴染みの、トン・トン・トンカラリと隣組~♪
コミカルで楽しそうな歌だけど、その実態を甘く見てはいけない。
隣組には、隣近所が助け合うという役割の他に、相互監視という役割もあったのだ。
向こう三軒両隣、どこかで「非国民的な」行動があれば連帯責任、それを恐れてか、本当に他愛もないことでも密告の対称になったと母は話していた。赤い布切れをぶら下げていただけで「アカだ」と密告、スカートを履いていただけで「非国民だ」と密告、これ実際母の身の回りで起こった事だというから驚く。

そして現代。
電話での会話を警察が傍受することが出来る盗聴法
国民に戦争の協力をさせるための有事法制
地方自治体が住民を保護すると称して、避難や立入禁止の場所を設け、統制するための国民保護法制
国民一人一人に10桁の番号をつけ、国民を一元的に管理することが出来る住基ネットなどなど、いろいろな名目で監視される社会になりつつある昨今。
このうえ更に共謀罪が成立すれば、スパイ、盗聴が合法的に日常茶飯事になり、他人を信用できない人間不信の陰湿な相互監視社会・警察国家になる可能性があるのだという。
助け合うはずのご近所付き合いが密告社会になったように、私達を守ってくれるはずのおまわりさんが、私達の心を取り締まることになるかもしれないのだ。

このように見ていくと、共謀罪は、権力者側が自分たちの便利なように使おうと思えばいかようにも使える非常に危険な法律であり、まさに「現代の治安維持法」だという見方も否定できない。

そもそも、問題ありということで過去2回も廃案になったのに、与党はなぜまた急いで復活させたいのか?それについての何の説明もないままに、国民に多くを知らされることもなく、今週の木曜日にも強行採決をする見込みだそうだ。
この動きはいよいよ怪しい。以前からそう感じていたが、これは改憲、戦争に反対する勢力の口封じが目的ではないのか?
そう思っていたら、「きっこの日記」ですごくわかりやすく書かれていた。

これが本当のシナリオなら、自民党のやっている事は、姑息!卑怯!と言わざるをえない。
今はまだそれが言えるだけマシだし、まだ間に合うかも知れない。

もしも将来、「戦争反対の声をあげよう!」と話し合っただけで、警察につかまって、牢屋に入れられて、ヘタしたら拷問を受けるような未来になったら、と思うと、またまた発作が起きそうである。
こんな「心のパニック発作」がずっと続くような社会にはなってほしくない。
私達は、一部の国家権力によって窒息させられそうになっている。
新鮮な空気のありがたさは、息が出来なくなってからでないと気付かないなんて、ナサケナイことにはしたくない。

パニック発作の恐怖覚めやらぬうちに共謀罪のニュースを耳にして、「独房で縛られているような息苦しく不吉なイメージの夢」に、数日間うなされた。こんな時こそ、ユーウツな気持ちとともに、ばりばりと目の前の障害物をこわしつつ、胸いっぱいにキレイな空気を吸い込んで、言いたい事言うしかない!(これが私の被害妄想だったらどんなにラクかと思いつつ・・・。)

<参考ページ>

●基礎知識はココ!
キョウボウザイってなんだ?
http://kyobo.syuriken.jp/what.htm

●さらに詳しく
共謀罪 5つの質問
http://www.jlaf.jp/iken/2004/iken_20040115_02.html

●タイムリーな情報
保坂展人のどこどこ日記
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/c70cefff055ca9475d3f5d9ca168f2bd

●ためになる熱いブログの宝庫
Under The Sun 共謀罪に関するTBセンター(4/23)
http://utshome.exblog.jp/1887155

●とってもわかりやすくワシらの声を代弁!
きっこのブログ
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/04/post_72f1.html

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2006年4月16日 (日)

知らないワケにはいきますまい!

教育基本法は、「教育の憲法」みたいなものなんだって。そして、現日本国憲法と同じく、
「国家権力を縛るもの」であるらしい。教育を受ける子供たちが守らなければならないものではないという事だ。
現教育基本法は「個人の尊厳」を基調にしているが、改正案は「国家主義」が基調だと危惧する声もある。

何で自民党が現憲法や現教育基本法を嫌って何が何でも変えようとしているか、タテマエとしては「アメリカからの押し付けだから」「変化する時代にそぐわないから」「青少年の道徳の乱れを正す」って事になっているけど、本音は「権力を縛るためのもの」であるそれらが邪魔でしょうがないだけなんでしょ、って事が、いろいろな記事を読んでると「ロコツに」浮かび上がってくる。

まずは自民党がこだわっている「愛・国・心」
「愛」って言葉、ビートルズの歌詞なんかに出てくると、素敵。「心」も、「心のこもった」「心ある人」なんて言葉に日本的な暖かさを感じて、けっこう好き。でもここで言う「国」って何?って事になると、「住んでいる町の延長である家族のような共同体」って意味じゃなくて、「国家を牛耳る一部の権力者」の事じゃないか?

ちなみに、郷土や日本文化は好きだけど(「新日本紀行」とか大好きな子供だった)、それって自然な事でわざわざ口に出して「愛してま~す。」って言う必要もない。信頼関係で結びついた夫婦が「愛してる」を連発しないのと一緒。それがわざわざ「愛」にこだわって条文化させるのは、これから「愛せない国の方向」に行くのではないかとかえって不安にさせられるというものだ。

かろうじて残った「日本国憲法の精神にのっとり」だけど、自民党案ではこの部分は削除の対象。この法案が「改憲」と対を成すものであることがうかがえる。

そして「個性」という文字が削除され、「公共の精神」「道徳心を養う」が前面に。

教育基本法で「公共の精神や道徳は大事だよ~。」って明記しないと、道にゴミは捨てるわ、電車の中で大また開きで座ってるわっていう人種が後を絶たないのだろうか?でも!だとしたら、あまりにもレベル低すぎないか?

そもそも「個性」とか「自由」というのは、「人に強制されたくない」という思いから端を発しているのだろうけど、同時に「人にも強制しない」という思いやりの心をもふくんでいるものなんじゃないか?個性や自由を尊重する人ほど、人に対して思いやりを持てると私は考える。そういう意味でも、個性をなくし、公共性を訴える新案にレベルの低さを感じずにはいられない。

今回盛り込まれなかったようだけど、自民党案では、「宗教教育」について、「宗教が情操の涵養に果たす役割は教育上尊重されることを盛り込むべき」「道徳や公共心、しつけにつながる」って意見があるみたいだ。けど、道徳と宗教って、本来分けて考えるべきものなんじゃないの?だって宗教心持たない人にだって道徳心はあるんだし、逆に特定の宗教に狂信的になったがために「非道徳的」になってしまった「オウム」や「戦前の日本」や「原理主義者」もあるわけだから。

大昔、ある宗教団体のセミナー(洗脳教室)に友人から誘われて参加した時の事。
そのセミナーに出て「宗教心」を学んで変わった事っていうのを、一人ずつ発表した時、一人の青年が、「僕は電車でお年寄りに席を譲ることが出来るようになりました!」って言ったら、会場に居る人みんな盛大な拍手。え~~~っ!「宗教心」なんて学ばなくても、困っている人が居たら助けるの当たり前だし、お年寄りに席を譲るなんて、フツーにやってる事じゃん!こいつら、そんな事すら出来ずにいたのか?!ってぶったまげた思い出がある。

また、ここで言う「宗教」の具体的な方向性がイスラム教なのかキリスト教なのか仏教なのか儒教なのか古代神道なのか国家神道なのかが見えてこないのもかえって不安を煽るものだ。私は特定の宗教を信じてはいないけど、「個人の信仰の自由」は認めるべきだと思っている。(このブログを始めたばかりの頃に書いているけど。)だからこそ、国家や政治という「公」が宗教心を教育に盛り込む事は危険だと考える。

さらに、自民党が削除したがっているのが「不当な支配に服することなく」という部分。妥協案でこの文言が残ったことなどにも批判が相次いだらしい。でも「不当な支配に服さない」って、当たり前の事でしょ?それを削除したがってる自民党は、つまり「不当な支配に服してもらわねえと困るんだよ。」 って立場なコトが明快だ。いや~わかりやす~。こわ~。

総合して考えると、自民案がそのまま行けば、「個性的な子供は望ましくない。国を愛し、国のために従順に行動する事が望ましく、道徳心を育てるためには宗教教育(何の?)の復活が望ましい。これら(=不当な支配)に異論があるものも従ってもらう」、ってコトですよね!これって、教育勅語とどこがちがうの?

・・・と思って調べていたら、こんなコト言ってる人がいるのを見つけたよ。
1999年8月 自民党教育改革実施本部にて 河村建夫文部科学大臣曰く、
「平成の教育勅語を念頭において議論したい。」
やっぱそうだったのね・・・。

ちなみに教育勅語は一部要約すると、
「国民は 親孝行して、兄弟仲良くして、夫婦はむつまじく、友達は信じ合い、自分の言動を慎み、全ての人々に愛の手を差し伸べ、学問を怠らず、仕事に専念し、知識を養い、人格を磨き、進んで社会公共のために貢献し、常に皇室典範と明治憲法をはじめとした諸々の法令を守り、非常事態の発生の時は大義に基づいて勇気をふるい、一身を捧げて皇国国家のために尽くさなければなりません。これらの事は天皇陛下に対して忠実な国民であるばかりでなく、私達の祖先が残された伝統的美風をさらにあきらかにすることでもあります。」

な~んてことを言っており、戦前の学校では徹底的にこれがたたき込まれたという。
太字部分を除けば、何てことない、今でも「道徳」として普通に生き続けているものばかり。ということは、一部の自民党議員が復活させたいのは太字部分の方だということは簡単に予想がつくし、(森前総理の「神の国発言」なんてのもあったね。)するってえと、基本法改定案に自民が盛り込もうとしている「道徳とからんだ宗教教育」というのは、国家神道だという方向性が出来上がってくる。だって、「イスラム教やキリスト教」ってことはありえないし、もし「仏教」だったら公明党が反対するわけないもんね。(ワシは創価学会じゃないけど。念のため。)

全ての事柄は連動して起きてると思うから、木だけ見ないで森全体を眺めてみると、日の丸掲揚や君が代斉唱の強制、戦前の言論統制をほうふつとさせる共謀罪を執拗に取り上げる必要性、仮想敵国で恐怖を煽っての国民保護法から9条改憲への流れと、繰り返し言うけど、つながってるとしか思えないでしょ。
そういえば都知事自らが脚本・製作で「特攻隊の映画」を作るらしい。しかも窪塚洋介主演で。それ自体薄気味悪いと思うけど、どうなの?

今自民が押し進めている教育基本法改定案は「上からの取り締まりと強制」。若者を、国家に従順な人間に仕立て上げて、国を守るという大義名分で抵抗なく戦争させるような方向性で動いているというのが私の結論だ。

だいたい上からの締め付けや教育勅語的な道徳のみで、今の若者が本心から「公共心があり、マナーを守り、周囲の人を大切にする立派な若者」になるとも思えない。それは生徒手帳を全く守らない生徒がいることからもわかりきっている。細木数子の番組で涙を流すような「叱られたい」子供がいることも事実だろうが、反対にしつけの為と言って虐待されたり、個性的過ぎてイジメにあったりして非行に走ったり自殺したり引きこもったりしている若者だって多いと思う。それぞれの個性によって対処の仕方は違うのだから、国が「道徳という絶対」を押し付けるのはおかしいのではないか。

それぞれの個性に対応する普遍的な内容というのであれば、今の教育基本法だけで充分だと思う。

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2006年3月19日 (日)

見ザル、言わザルで良いのかい?

●一週間足らずでこれだけの動き!無関連とは思えない

ここ数日の新聞記事の見出しを追っただけでも、ワシらは激動の中にいて、選択を迫られているような気になる。買物するにも、カレシ選ぶのにも、そしてこれからの人生を楽しく生きるためにも、「見る目」を持ち、「正しい情報」を知る事が必須条件だ。

で、何が正しいかを判断するためには、片寄った情報ばかり見聞きしていてはイケナイわけで、テレビ、新聞、週刊誌、ネット、書籍、教科書と、あらゆる方向から見たり聞いたりしながら、その中でバランスをとりつつ我が道を行かねばならぬ。時には右に行き、また左にもどり、イソップのコウモリ的なアンテナを働かせつつ、それでも絶対に変わらないコアの部分、「殺し合わない事」「自由を奪う者には従わない事」。

戦前の日本や今の北朝鮮みたいに、言いたい事は言えない、国家が発表した都合の良い情報だけを押し付けられる、そんな社会には、絶対なって欲しくないよね!
「やだなあ、日本は民主主義なんだから、そんな風になるわけないよ。」

●心の問題

ところが、である。
3月13日、都教育委員会は、都立高校の卒業式で「君が代」を歌う際に起立しなかったクラスについて、「教員が適正な指導を行わなかったため」として、教職員への指導徹底を求める通達を出したのだそうだ。これまでにも「国旗と国歌」をめぐって、約300名の教師が処分されてきたと聞くが、今後は生徒にまで矛先が広がるのだろうか。しかも「通達」というのは事実上「命令」に等しいのだそうだ。確か6年前の国会では、政府は「心に立ち入って強制するものではない」って言ってたはず。いつの間にこうなったの?
「心の問題」とかで平然と靖国に行く総理も居るというのに、生徒の「心の問題」には指導が入るわけだ、まいったね。

●お上の言う事だけ信じていればよろしい。

3月14日に東京地裁は「記者が公務員から情報を得た場合、取材源の証言拒否は認められない。」と判断したのだそうだ。つまりマスコミの公務員への取材は犯罪行為になるらしい。で、官公庁にとって都合の悪い情報は国民が知ることが出来なくなるんだそうだ。ジャーナリズムによる権力監視が出来なくなるという事でもある。この件についてはあの櫻井よしこさんまでが「まるで独裁国家だ。」とコメントしている。

●やっぱり新自由主義

そして気になるのが「新聞の特殊指定見直し」&「教科書の特殊指定廃止」。
「特殊指定」・・・初めて意識して聞いた言葉だけど、新聞なら「誰でもどこでも同じ新聞を同じ価格で買えて、戸別に配達してくれる」今まで当たり前と思っていたこれが見直し→廃止されたら、各社の競争によって記事の公共性が薄れるかもしれないし、採算の合わない過疎地への配達が無くなるかもしれない。儲け優先は憲法で保障された「知る権利」を奪いかねない。また、教科書では「売り込みの規制」が緩和される。売り込むための贈答や接待、なんかがOKになるし、上限5万円だった広告費も自由になる。てことは、資金力のある大手出版社が競争で有利になるし、逆に良い教科書を作っていても小さい会社は生き残れないかもしれない。
過疎地では新聞読めず、小さい会社は潰れ、結果的に新聞や教科書の質が落ちて国民が馬鹿になる?権力者にはとても都合の良さげなこの流れ、う~ウサン臭い。

●愛国心と戦争はセットだね。

さらに。3月17日には「憲法改正」に向けた「国民投票法案」の記事が気になった。
与党は今国会で決着付けたそうだけど、そんな重要な事、さっさと決められてはかなわんよ。18日には「教育基本法改正」の記事。この二つの動きはセットなんだろうね。自民党は何としてでも「愛国心」を盛り込みたいように見える。そしてメインは戦争に歯止めをかけている「憲法9条」を変える事。それを与党多数のうちにやっちまおうって、ロコツだね~~~。

●仮想敵国、疑心暗鬼。やられる前にやってしまおう!

海外に目を向ければ、あいかわらずブッシュは「米国は必要があれば相手の攻撃前に武力を行使する可能性を排除しない。」とか言ってるよ。結局イラクにあるはずの大量破壊兵器はガセネタだったのにね。今は核開発問題で対立しているイランが「最大の脅威」なんだとさ。世界にとってはアメリカの暴走の方が「最大の脅威」だと思うのだが・・・。
でも、アメリカより中国や北朝鮮の方がコワくて、アメリカに守ってもらってると思ってる日本人は少なくない。特定アジアから核ミサイルが降って来る、武装したゲリラが海を渡って上陸してくる・・・こんな事考えたら、そりゃあアメリカ様に守ってもらうか自衛隊を軍にするかしないとコワくてやってらんない。でもちょっと待てよ?

●「反戦平和」を堂々と口に出来ない世の中なんて・・・

そんな世の中だから、「反戦平和」なんて訴えてるともはや「非国民」、有事に協力しない平和主義者が戦争をおこすなんて言ってる人もいるよ。え?いつ頃からそうなったの?そういやそんな法案もあったなあ。たしか、国民が「白装束軍団」や「玉ちゃん」に夢中になってる時に、あっさり可決してたんだよね。あの頃は平和が当たり前と思ってタラタラ生活してたなあ・・・。遠い昔の事みたいだ。

●「プチ逮捕」で黙らせろ

そういえば、遠い昔とは言わず中くらい昔に「ビラまき逮捕事件」があったよね。
今お玉さんの所で議論が盛り上がってるけど。去年の秋には、沖縄で反戦の座り込みをしていた僧侶が「公務執行妨害」で逮捕されてる。この事件は沖縄では大きく報道されたらしいけど、こちらではさほど報道されなかったと記憶している。

公安事件を手がける浅野史生弁護士はこの事件について、「起訴価値がない事件でも身柄を拘束し、家宅捜索をするのは活動自粛を狙ってのこと。処分保留もいつ起訴されるのか、と委縮させる効果がある。政府が共謀罪などの成立を急ぐ中、現場ではそれを先取りしているということだ」 と述べている。

今でさえこの現実なのだから、思想そのものを処罰出来る「共謀罪」など成立してしまったら、「戦争反対」なんて口にしたくてもコワくて言えなくなっちゃうんじゃないだろうか?

●これって悪趣味なSF

国民から「声」を奪い、「愛国心」「国家」を強制し、「仮想敵国」を作る事で恐怖をあおり、
「規制緩和」で強いものはより強く、弱いものはより弱く、「知る権利」も「表現の自由」も奪われて、「情報操作」で都合の悪い事は耳に入らないようにしたうえで改憲の是非を問う国民投票、「9条は時代にそぐわない、日本も普通の国になろう」という言葉に騙された国民によって変えられた憲法の下で、一部の新自由主義者のもくろみ通り自衛隊は「海外派遣できる軍」に。さっそくアメリカからお呼びがかかり、侵略戦争のお手伝い。兵士が足りなくなって徴兵制に。イスラム過激派を敵に回した日本国内も無差別テロの矛先に。これはタイヘンな事になったと気付いた国民、声を上げようにもすべて法律でがんじがらめ、テレビも新聞ももはや大本営発表しか流さない。

まあこれは最悪の「シナリオ」だから、日本人はそれほど愚かじゃないし、政治家もそれほど非情じゃないし、未来もそれほど暗くはないだろう。と、信じたいよね。だったらオカシイと思った時点で声をあげないとイカン!と思うわけですよ。

●声をあげることは無意味じゃない!

暗い話ばっかりじゃ胃が痛むって人のため、朗報もあるよ。
東京地裁が出した時代を逆行する決定に東京高裁がNO!
「官公庁に不利な情報は内部告発や情報開示請求訴訟、マスコミの取材・報道で初めて明らかになる。その意味で高裁決定は国民の知る権利とそれを支える取材・報道の自由の重要性をあらためて示したといえる。」(飯田孝幸氏談)
東京高裁ナイス!そして地裁の決定が出た直後から激しく声を上げ続けていたマスコミの勝利かな?良かった。

あと、私も先日話題にした「PSE法」。坂本龍一氏らの呼びかけで7万人の反対の署名が集まったんだって。その結果、流れが少し変わってきた。(ヴィンテージ楽器だけじゃなくて、リサイクル品も助けてもらえると良いのだけれど・・・。)岩国の投票でも思ったけど、自分に無関係ではないと気付いた時、人々は大きな力を発揮するんだなあ。改憲、共謀罪、まだまだ「無関係」と思っている人は多いと思うけど、このエントリを読んで、実は日常生活とも無関係ではないんだよ~、声を出す事は無意味じゃないんだよ~、って事に気付いてもらえたらワタシはウレシイ。( ^ ^ )

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2006年3月 4日 (土)

続・知らない間

プロフィールにも書いてるし、エノケンの唄など取り上げたりしている私は、懐メロ好き。とは言っても、本当のマニアのかたは、骨董市やオークションでSP版発掘して、蓄音機で聴いたりしてるわけだから、それに比べたら全然なんだけど。それでも復刻版のCDでは飽き足らず、やっぱりレコードがいいなあと買い集めた版もかなりの枚数になっている。いずれは我が家にも蓄音機を、と、夢を膨らませる事しきり。

音楽でも小説でも絵画でも、そして服や雑貨や人形でも、気が付くと古いものに愛着を感じている私は、骨董市やリサイクルショップ大好き。一言で古物商と言っても、厚化粧のおばさまが経営しているような高級店から、薄暗い倉庫みたいな所でおじさんが手を真っ黒くして作業しているようなお店まで様々だ。私は、あらかじめ価値が決められている前者のお店より、一見アブナイ感じであまり主婦が寄り付かない後者のお店の方に魅力を感じて、過去にもいろいろな堀り出し物を手にしている。

しかし、そんな「蓄音機の夢」も、「掘り出し物ゲットのワクワク感」も、粉々にしてしまいかねない法律が、もうすぐ施工されるらしいのだ。

Under the Sun」で取り上げられていた「PSE法」。
初めて聞く名前だぞ・・・と、詳しく書かれている「そぞろ日記」さんの2月24日・25日の記事に飛んでみた。
正式名「電気用品安全法」、その名の通りに好意的に解釈すれば、「電気用品による危険及び障害の発生を防止することが目的」なのだそうだが、
なんでも、2006年4月から「PSEマーク」の無い電気製品が販売できなくなるらしい。
(以下一部引用、着色)

電動農機具、OA機器、電動厨房機器、電動工作機器、業務用ミシンなど、企業や経営者が使う電化製品はもとより、
楽器を弾く人やDTMをする人は各種アンプ、シンセサイザー、電気オルガン、DTM機材など、音楽やAV鑑賞が趣味の人はレコードプレイヤー、CDプレーヤー、アンプ、コンポ、レーザーディスクプレーヤー、ベータ規格のビデオデッキなど。
ちょっと昔のゲームが好きな人は、ゲーム機本体なども・・・
今年の4月から販売禁止?!

さらには、新品ならびに中古の、電化製品問屋および小売店では、
PSEマーク無しの(販売できなくなることを知らずに)仕入れた商品が・・・
今年の4月から、ゴミ+処分費の負債に変わるって?!

これはあきれたおどろいた。

きっこの日記」3月3日付にも、詳しく、わかりやすく書いてあるけれど、つまりは、古い電化製品は全てゴミにして、新しいもの買わせる事で大企業が潤う法律なんだね。古くても、まだ使えるものを修理して使うモッタイナイの精神もムシ。アンティークやヴィンテージなどの文化的価値までが壊される。処分費がかかることで不法投棄も増えそうだからエコロジーの視点から見てもバツ。リサイクルショップ経営者も利用者もダメージ。ここでも結局古きを捨て、弱いものイジメをするいつものやり口か。
「電気用品安全法」なんて、内容が見えてこない優しいまたは格好いいネーミングも常套手段だ。

「新自由主義」「改革」「郵政民営化」はもちろんのこと、
「国民保護法」は、国民を保護するどころか「戦争に協力しろよ」って言ってるようにしか聞こえないし、「障害者自立支援法」も、自立どころかただでさえお金も力も無い障害者の首を絞めている。「定率減税の廃止」は事実上の増税だし、これからも、美しい目晦ましとドタバタの影で、何をされるかわかったもんじゃない。まるで趣味の悪い手品を見せられているみたいだ。気が付いたら何も無くなっている。

いったんは引っ込めた「共謀罪」や、日本人のモラルの欠如は戦後教育のせいだとして愛国心を押し付けてくる「教育基本法」、新たな権利を加えて誤魔化した上で改定を企む「新憲法」など、国家権力が庶民を牛耳るたくらみが今後も目白押しだ。

私は、2年くらい前までは「憲法9条?現実にあわせて変えても良いんじゃないの~?」と思ってたくちだけど、嘘つきで、ゴマカシばかりで、国民の事を全く考えてないのがバレバレの今の権力者に大事な憲法めちゃくちゃにされてなるものか、と、最近は、常に思わずにはいられない。これからおころうとしている事は、蓄音機の夢が壊れたレベルでは済まない気がするからだ。

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